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今回は京都丹後鉄道について紹介します。

 

「京都丹後鉄道」

 

京都丹後鉄道は京都府北部に114キロの路線を運営しています。

 

1990~2015年までは北近畿タンゴ鉄道と呼ばれていました。

しかし経営難から、運行管理を高速バス会社「ウィラー」の子会社

「ウィラートレインズ」が行うようになりました。

 

東に宮舞線、西に宮福線、南に宮豊線があります。

 

2017年からは宮津駅に「114キロカフェ」をオープンさせたり、

QRコード決算や、一般列車で野菜を運ぶ「貨客混載」などいろいろと

挑戦しています。

 

「車両」

 

MF100・200系 6両→1両

 

1988年に6両が登場。

 

MF100系が一般用で、MF200系がイベント兼用となったいます。

 

形式のMFⅯIYAFUKUのうち、宮津のと福知山のFからきています。

いわゆる宮福線という意味です。

 

車内は2+1列シートで、グリーン車でおなじみのリクライニングシート

が採用されてます。

 

ライトは円型のケースに前照灯と尾灯をおさめるという独特な形状です。

上部にもヘッドライトがあります。

またJR車との連結可能なジャンパ連結器を持ちます。

 

しかし老朽化とKTR300系の登場で引退が進み、今は「102号」のみ在籍。

KTR700・800系 計12両

 

 

北近畿タンゴ鉄道 宮津線開業の時に12両が登場した、宮津線用の一般車両です。

 

KTR700系はトイレ付、KTR800系はトイレなしのタイプですが、

車体の見た目は同形です。

 

車体が大型となり、エンジンもパワーアップするなど、マイナーチェンジされました。

また前面窓がカーブドガラスとなり、窓も2枚一組のものが採用されました。

 

かつては水色に千歳緑と鳶赤色の帯のデザインに統一されていましたが、

現在はリニューアルにより、全車異なるデザインとなりました。

 

 KTR001系 2編成6両

 

 

1990年と1992年に1編成ずつ導入された、特急型車両です。

 

車体はオールハイデッカー構造で、前頭部が流線形となっていて、

大きな1枚ガラスを使い、側面には全方向の天窓、連続窓が採用され、

 

観光面にかなり凝ったデザインとなっています。

 

トイレ・洗面所は2両目にあり、他に車販準備室や自動販売機なども

備え、またカラオケ装置やスポットライト、カラオケ用スピーカーな

どもあります。

 

同車はデビューから、京都発西舞鶴を経由して、宮津・豊岡間の

「タンゴエクスプローラー」号として運行。

後年から新大阪発となり、2011年にタンゴエクスプローラーとしての

運行を終了し、2013年には定期運用から離脱し、

現状はKTR8000系の代用として、西舞鶴にて荒れ果てた

姿で留置されており、引退も近いです。

 

第一編成は2022年9月に廃車。

 

 KTR8000系 5編成10両

 

 

1996年にデビューした、特急型車両です。

 

当初のニックネームはタンゴディスカバリーという名でした。

 

車体は前頭部が丸みおびた形状で、窓も連続窓となっています。

豊岡寄りに展望スペース(現在はフリースペース)とし、西舞鶴

寄りに車椅子スペースとトイレ・洗面所設備をもちます。

 

かつてはエメラルドグリーンにホワイトのツートンカラー(写真左)でしたが、

2015年からリニューアルされ、ニックネームも丹後の海となり、

デザインも濃いブルーにゴールドの帯が入り、各箇所にロゴマーク

があり、印象をがらりと変えました。

 

 KTR300系 5両

 

 

MF100・200系の後継で、2019年に運行開始し、実に23年ぶりの新車です。

 

車体は18mで、デザインは鳶赤と千歳緑色が採用され、海の狭霧を表現する

太さの異なる金色帯が入ります。

ヘッドライトは大江山の鬼伝説にちなみ、鬼の目をイメージしています。

さらにヘッドライトにLEⅮを使用しファグランプが採用されました。

 

室内はセミクロスシートで、優先座席を設け。USBポートやLEⅮ照明

液晶ディスプレイ運賃表など、新しいシステムが満載です。

 

またバリアフリー対応として、車椅子スペース・車いす対応トイレ

ドア開閉チャイム・ランプ・予告放送装置・ノンステップ仕様など

があります。

 

主に宮福線で運用され、回送扱いで宮舞線を走行します。

2019~2022年までに5両が導入されています。

 

KTR1000・2000形

 

タンゴエクスプローラーの補助する特急型として、

JR西日本からキハ58系をリニューアルして導入。

 

第1編成は車体のデザインを変更、そして座席を取り換えた

のみで入線し、

第2編成はエーデルタイプで入線しました。

 

第1編成は宮津線の普通列車や 多客時では第2編成の

中間に入って運用もされ、

第2編成は不定期特急に使われていました。

 

両編成とも1995~96年に廃車、形式消滅し、

在籍期間は6年間と短期間に終わりました。

 

KTR8500系

 

KTR001系の置き換え用で、JR東海より

キハ85系2編成4両を購入し、うち2両が

使用されます。

2023年度中の運行開始が予定されています。