津原武(つはらたけし)1868~1953とは、かつてあった加悦鉄道の初代社長と、丹後ちりめん協会初代会長です。

 

「概要」

 

津原武さんは、大正から昭和にかけて活動された政治家で、1868年鳥取県出身です。

1891年(明治24年)に、代言人試験に合格され、免許も取られていらっしゃいます。

 

翌年に宮津町(現宮津市)で弁護士事務所を開き、1937年(昭和12年)まで弁護士業務に従事されました。

 

1898年(明治31年)に宮津町議員、翌年に与謝郡会議員となり、1911年(明治41年)の退任まで従事されました。

その後1915年に第12回選挙に立候補し当選し国会議員となっています。

 

「丹後との関わりと加悦鉄道の社長就任」

 

津原さんは、丹後機業の育成にも力を注いでいて、1921年(大正10年)に丹後絹織同業組合を結成し、初代会長をされ、1933年(昭和8年)まで在任されました。

 

また1926年開業の加悦鉄道に当たっては、会社の設立などをされ、開業後は同鉄道の初代社長をされ、1935年(昭和10年)に退任。

 

晩年は丹後絹織組合の後継である、丹後織物工業協同組合の顧問として、死去に至るまで指導されていました。