加悦鉄道フハ2号とは、加悦鉄道に在籍した客車です。
「概要」
1916年、旧伊賀鉄道が名古屋電車製作所(現日本車輛)で発注したもので、加悦鉄道入線は昭和2年です。
フはブレーキ付きという意味で、片方のデッキに手ブレーキハンドルがあります。
1969年に廃車されました。
「主要諸元」
車体長 7.3m
自重 4.7t
定員 40人(座席は20人)
「車内」
座席はロングシートで、背もたれは木になっています。
側面窓は下降窓です。
「加悦鉄道での活躍とその後」
主に旅客列車で活躍しました。
廃線後も加悦SL広場で展示され、広場移転後とDB201の動態化後は、再現列車にも使われました。
2000年に産業遺産に登録。
2003年に与謝野町指定文化財に指定。
「閉園後の動き」
閉園後、当初は同車とキハ101・DB201の3両を与謝野町が買い取り、与謝野駅の横にある、町の私有地を活用し動態運転を検討しましたが、プレーヤー不足と規制や手続きが厳しいことで断念、
クラウドファンディングの使用も検討しましたが、目標を達成しても、具体性に欠けるため進めることができないため、こちらも断念せざるを経なくなりました。
結果、今後の動機はわかりませんので、わかり次第お伝えします。