丹後ゆめ列車1↑      あかまつ

あおまつ           コミューター車両

     

くろまつ

 

 

丹後ゆめ列車2       タンゴブルー(KTR800系)

タンゴブルー(KTR700系)

 

 

 

 

「概要」

 

「北近畿タンゴ鉄道宮津線」の開業に合わせ、1989年12月と1990年3月に計12両が製造されました。

 

富士重工業製「軽快気動車」ⅬE-DCの流れを汲む車両ですが、車長が20.5mあり、空気ばねボギー台車FU38DとFU38T型で、最高時速95キロで、エンジンは新潟製6H13AZで、出力は330PSにアップしています。

先代のMF100.200形よりも強いエンジンを装備しています。

前面形状はMF100.200形とほぼ同じですが、フロントガラスがカーブドガラスのパノラマミックで、スカートは独立しているなど、改良がされています。

また側面窓も、一段降式窓で、ドアが片開き式が両側にあることから、まるで急行型グリーン車みたいな感じです。

 

製造数はKTR700形9両と800形3両で、700形はトイレ付で800形はトイレなしです、そのため定員は700形が113名 座席52名立61名で、800形はトイレがないため、座席56(立)52名で、自重はKTR700形が33.9トン 800形は33.5トンです。

「車内設備」

 

座席は転換クロスシート、ざせきには元0系新幹線のものを流用していて、これにヒーティング装置や足置き場が設置されています。

トイレは和式「リニューアル車は洋式」で、デザインは水色に鳶赤と千鳥みどりの帯がまきしめ、ドアはステンレス無塗装のアクセントとしています。

ドア付近に折り畳み式シートを配置しているほか、ワンマン運転設備をもちます。

「車両一覧」

 

車両番号    デザイン       竣工日

 

701   丹後ゆめ列車1      1989.12

702   あかまつ          1989.12

703   コミューター車       1989.12

704   タンゴブルー「新塗装」  1989.12

705   タンゴブルー「新塗装」  1989.12

706   コミューター車       1990.3

707   くろまつ           1990.3

708   あおまつ          1990.3

709   サイクリングトレイン      1990.3

801   海の京都ラッピング  1989.12

802   タンゴブルー「新塗装」  1989.12

803   コミューター車       1989.12

 

「運用」

現在宮舞。宮豊線「本名宮津線」全線で活躍しているほか、宮福線でも走ることがあります。

 

かつてはJR山陰本線に乗り入れ、城崎温泉駅まで直通運転していた時期がありましたが、1999年のダイヤ改正で廃止されました。

 

またMF車と連結して、合同運転もありましたが、これも京都丹後鉄道になった今では、ほとんど実施されていません。

またお盆やカニのシーズンには、多客時に車掌さんが3人乗務していたこともありました。

かつては普通列車に女性アテンダントさんが乗務していましたが、これは観光列車の運行開始とともになくなっています。

 

 

     2024年3月22日更新