私がブログを書き続ける限り、
3月11日はこの話をアップしようと
決めました
以前書いた記事の
リメイク（読みやすいように編集）です
2011年3月11日。
東日本大震災が発生した時、
皆さんはどこで何をしていましたか？
実際に被災された方はもちろん、
遠くからテレビに釘付けになっていた方も、
未だかつて無い衝撃を
受けたのではないでしょうか。
私が体験談を語ることは、
もしかしたら
不謹慎に当たるのかもしれませんが、
私なりの「東日本大震災を風化させない手段」
として残させていただきます。
東日本大震災から
約1年半経過した夏。
私は職場の有志メンバーと一緒に
岩手県大船渡市へ向かいました。
目的は、
震災以前からお付き合いのあった方々の
仕事のお手伝い、ボランティア。
途中、
陸前高田市の山を抜け、
市街地だったところに降ると
一面、
建物がない。
震災から1年以上経っているのに、
街だった場所で高さのあるものは、
うずたかく積まれた被災ゴミと
中身の無くなった異様なビル、
そして、
復興のシンボルにもなった奇跡の一本松。
全員 声が出なかった。
そんな街を車で抜けて、
目的の大船渡市に到着。
久しぶりにあった知人たちは
笑顔で迎えてくれた。
それでも、
笑顔の裏には震災で体験した辛い経験があった。
笑顔のまま話してくれた。
震災時の彼らは、
家のある浜と離れた市街地に仕事で来ていた。
何とか津波からは逃げれたが、
帰る道がなくなってしまい、
仕方なく高架になっている三陸鉄道の
線路の上を歩いて帰った。
実際にその高架を見せてもらったが、
足がすくんでしまいそうな高さだった。
そして、
何度携帯を鳴らしても連絡が取れず、
生死も分からない家族のことを考えながら
夜通し必死に歩いて家に帰ったという。
親しい人や好きな景色を
たくさん亡くしてきた彼らだけれど
前向きに強く生きている姿に
心が苦しくなって何も言えなかった。
1日目にボランティアをして、
夜は酒を飲み交わし、
2日目は市内を案内してもらった。
ボランティアでは
大して役に立てた気はしないけれど
今回のことを企画した先輩は、
たぶん働いて役立つことよりも
顔を見せ、
「忘れてないよ、応援してるよ」と
伝える事が1番の目的だったんだと思う。
帰路では、再び陸前高田市を通る。
大船渡市も被災が大きかったが、
改めて見る陸前高田市はまさに壊滅だった。
街が静まり返っている。
ここに住んでいた人達は
いったいどうしているんだろう？
と考えると胸がキュッと痛む。
陸前高田市の山に入りしばらくすると、
クルクルと渦を巻くように上に向かって道が走る
「ループ橋」と呼ばれる橋が見えてきた。
同乗していたO先輩が
「珍しい建築物なんだよ！」と言うので、
先輩と私で橋を車で走りながら
写真を撮ろうとする。
......けれど、
2人揃ってカメラのピントがブレブレで
シャッターが下りない。
あれ？あれ？と言っている間に
橋の頂上まで登りきり..........
その瞬間、
2人揃って、やっとシャッターが切れた。
「やった！やっと撮れたね!」と
喜んでいると、
「おーーーーい。」
と低くて抑揚のない
男の人の呼び声が聞こえた。
一緒に写真を撮ったO先輩と私は顔を見合わせる。
「え？え?!.......今のなに？！」
運転してるR先輩は
何も聞こえなかったようだ。
カーステレオから流れる音楽かな？
と思って巻き戻して聞いてみるが、
違う。
後続の車に乗る仲間に携帯電話で
「窓開けて「おーい！」って呼んだ?」
と聞いても、
そんなことはしていないと言う。
「嫌な予感がする！」
急いで、
さっき撮ったデジカメを確認すると......
......写っていた。
橋と道路の境目にまたがるように写る、
何かを叫ぶ人の顔。
「...................」
橋と道路の境目に跨って
歪まず写ってるから道路の染みとかでもない。
そこだけ明らかに異質。
ちょうど通りかかったコンビニに寄って、
塩を買い、
車の中と自分たちの体中にかけまくった。
とりあえず、ホッと一安心して再出発。
その後しばらく何もなく、
さっきの出来事も記憶の片隅になった頃、
サービスエリアに寄りトイレに行った。
私は用を済まし、
大きな鏡の前で化粧直しをしていると、
ファンデーションの鏡の中に......
血？！
真っ赤な顔をした
パーマをかけた女性の顔が写った。
ばっと後ろを振り返っても
誰もいない。
一目散に先輩達のところに駆け戻り、
はぁはぁ言いながら説明する。
先輩達の顔色が変わった。
そこからの帰り道........
一緒に写真を撮って声を聞いたO先輩は
何度も
「うわぁー！足が掴まれてる！」
と悲鳴を上げ、
後部座席にいる私には
なぜか水しぶきが何度も顔に飛んできた。
前の席で叫ぶ先輩の唾ではない。
深夜に自宅に到着し、
疲れ果ててすぐにベッドに横になった。
薄暗い中で、
見えないけれども、
何人もに取り囲まれて
顔を覗き込まれてる気配がする。
怖い........
と思ったが、睡魔に負けて眠ってしまった。
その日の夢は、
私の足が何かに挟まって動けないところに、
何度も津波が押し寄せ、
何度も死ぬ夢を見た。
翌日は仕事。普通に出勤した。
出勤してすぐに、
昨日の出来事を知らない人からも
「なんか今日、オーラっていうか......
存在感がすごいね。」
と言われた。
一緒に声を聞き、
帰りに何者かに足を掴まれていたＯ先輩も
いつもはうるさいほど元気なのに
暗くて、闇を背負っているように見えた。
一緒に行った先輩からは
「やっぱりお前ら変だよ。
上司に霊媒師さん紹介してもらったから、
仕事終わったら一緒に行こう。」
と言われた。
「霊媒師」という言葉を聞き、
何となく怪しくないかな？と
心配になるも(すみません
)
)自分が異常な状態になっていて、
自分じゃどうしようも出来ないのは
ひしひしとわかったので、
言われた通り従うことにした。
終業後、
同じ体験をしたＯ先輩と
運転していた先輩と一緒に、
山を越えた向こうにある
霊媒師さんの所へ向かった。
後日わかったことだが、
私達が心霊写真を撮って、
何者かの声を聞いたループ橋は、
震災で大切な人を亡くし、
生きる希望を失った人達が
何人も身を投げた場所だそうだ。
知らなかったとはいえ、
そのような場所でワーワー騒ぎながら
写真など撮っていて、
本当に悪いことをしました。
この話を書いたのは、
地形が変わってしまうような
大災害が起こったこと。
その大災害によって、
志半ばで消えてしまった命が
たくさんがあったこと。
けっして忘れてはいけない。
そして、
それらが今後いつどこで起こっても
おかしくないことであり、
自分と大切な誰かを守る為に、
常に心のどこかで備えておかねばいけない。
たまたま被災を逃れた
今を生きる私達は
命があることを噛み締めて
一生懸命生きて欲しい。
.......と、
私が感じた事を
誰かに伝えたかったからでした。
長文にお付き合い頂きありがとうございました
この話の続きはこちら
（こちらはリメイクしておらず当時のままです）
公式LINEアカウント
作成しました
ココロが軽くなるコラムや
イベント情報などを発信していきます！
お友達登録してくれた方に
期間限定でお得なクーポン
をプレゼント中です！
をプレゼント中です！
ご興味ある方は、
お気軽にこちらのアイコンを
クリックお願いします
タップしても表示されない場合は
ID検索で登録できます♪
ID：@778xtmfj
カウンセラーゆきのプロフィール
【取得資格】
JADP認定メンタル心理カウンセラー®️
上級心理カウンセラー
こちらのおまかせ広告のクリックもありがとうございます！
クリックしていただいて得た収益はフードドライブの寄付に使わせていただきます。