最近、幹細胞を培養してできた上澄液である『幹細胞培養上清液』には、コラーゲンやヒアルロン酸など組織の修復や支持に欠かせないタンパク質だけでなく、
幹細胞が放出した成長因子、サイトカイン、エクソソーム、ケモカインなど実に数百種類以上もの*生理活性物質が含まれていることが判明しております。
*生理活性物質→様々な生理作用を及ぼす物質
☞このように素晴らしい幹細胞上清液ですが、どのようなものがより効果があるのでしょうか?
♦️ パラクライン効果
実は最近、効果に関してはサイトカインの種類や含有量ではなく、
その調整能力や周囲への影響効果
『パラクライン効果』
が重要な意味を持つということが証明されつつあります。
そのためには、上清液を精製して有効成分を調整するのではなく、
細胞が本来もつ組成をそのままに、安定的に培養上清液に反映させて体内で作用させることが重要
と考えられるようになってきました.
♦️ ホーミング効果
また、幹細胞が傷ついた部位に集まろうとする仕組みを『ホーミング効果』といいますが、
壊れた組織から信号として『エクソソーム』という物質が出され、血流にのって幹細胞が損傷部位に集まって、そこを修復します。
エクソソームとは、細胞と細胞の間の情報伝達に使われている物質で、2重の細胞膜の中にRNA(転写遺伝子)やタンパク質を含んでいて、重要な情報を必要な場所に伝える物質です。
そのため、培養上清液のエクソソーム含有量は重要となってきます。
また臍帯由来など、個体を形成途中のエクソソームは、いろいろな情報を持っているため、重要となってくるわけです。
新しい皮膚細胞をつくり、
新陳代謝を活発にします.
⌘ VEGF
(血管内皮細胞成長因子)
新たな血管が形成されるため血行改善
肌細胞や毛根へ栄養を運ぶことで
しわの改善や発毛を促します.
⌘ aFGF
(繊維芽細胞成長因子)
線維芽細胞そのものを増殖させ、コラーゲンやエラスチンの生成を活発化
お肌の若返りやハリを与え、
毛髪の成長を促します.
⌘ PDGF
(血小板由来成長因子)
損傷を受けた皮膚細胞の再生を促進
コラーゲンの合成を促し、
しわ改善を図ります.
⌘ TGF-α・TGF-β
(トランスフォーミング成長因子)
コラーゲンとエスラチンの構造を
強化し、肌の弾力性を増加
肌の成長、傷の治癒を促進
新しい細胞を生産する事で
シワを防止、老化を防ぎます.
⌘ IGF-1
(インスリン様成長因子)
皮膚を再生、コラーゲン・エラスチン
ヒアルロン酸の生成を促すことで
しわ改善、ハリ・弾力性を高めます.
無駄な脂肪を燃焼します.
毛根を刺激し、髪を強くします.
⌘ HGF-1
(肝細胞増殖因子)
新しい血管を形成し組織を再生
休止期の毛包を成長期へと誘導
発毛•育毛に効果があります.
それでは、
次回はエクソソームを含む幹細胞上清液に実際どのような美容効果があるのかお伝えしますね!
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