こんにちは。
口から飛び出す英語トレーナー藤香峰智子です。
この『闇は光をもとめて』シリーズでは、女性の自立をテーマに私の体験記を綴っていきます。
私がどのようにして自由を勝ち取り、自分らしく生活するまでを書いています。
今日で最終回になります。
↑この日、秋晴れの空が。稲穂が実っていた。
2年前のちょうどこの季節に、調停で離婚が成立した。
魔性との決別
調停で離婚成立後、私はしばらく放心状態だった。
自分の人生でどうにもならないことがあって、
それは、人生の舵を握っているのは私ではなくて、元配偶者Yだった、という事実。
何か少し高額なものを買うにも、何をするにも(家事や仕事をすること以外で)Yの意見を伺わなくてはならなかった。
でも、その規制が外れたのだ!
人生を自分の手に取り戻したのだ。
この、自分が人生の本当の意味でスタート地点に立てた記念日を
忘れることはできない。
2019年の年末に調停を申し立てて約9か月かかった。
こんなに戦った日々はないだろう。
専門家の意見を聞いたり、
裁判所にDVから身を守る保護命令を出してもらったり、警察署に相談したり、さまざまな行動を起こした。
ときおり耳の奥に残る暴言の記憶と戦いながら、どうしたら自分を離婚させられるか、真剣に考えた。
自分の自由と人権を自らの手に取り戻すために。
このままでは、自分の思考すら奪われてしまう・・・・
そんな恐怖や不安と戦った日々。
行政や
裁判所や
警察
この3つの機関すべてのおかげである。
そして
何よりも、
私の努力があったからこそ、
自分の自由を自分の手に取り戻すことができた。
暴力や暴言、
それは他人を支配しようとする魔性。
その魔性の力を使う人たちと決別できて本当によかった。
未来へ
・・・これから未来があって、希望があるものは何か。
それはヒューマニズム。
それは上から目線でものを言うことではない。
ニュートラルな目線が大切だ。
相互理解を促す共感を得ることだ。
始まったばかりの風の時代。
共感があり、楽しく、笑いや感動があるところに人は集まるだろう。
私はこれから、その魅力的な場所に行くのだ。