闇は光を求めて⑫最終回 | 藤香峰(ふじかね)智子の英語は世界へのパスポート

こんにちは。

口から飛び出す英語トレーナー藤香峰智子です。

この『闇は光をもとめて』シリーズでは、女性の自立をテーマに私の体験記を綴っていきます。

 

私がどのようにして自由を勝ち取り、自分らしく生活するまでを書いています。

 

今日で最終回になります。

 

 

↑この日、秋晴れの空が。稲穂が実っていた。

 2年前のちょうどこの季節に、調停で離婚が成立した。

 

 

魔性との決別

 

 

調停で離婚成立後、私はしばらく放心状態だった。

自分の人生でどうにもならないことがあって、

それは、人生の舵を握っているのは私ではなくて、元配偶者Yだった、という事実。

 

何か少し高額なものを買うにも、何をするにも(家事や仕事をすること以外で)Yの意見を伺わなくてはならなかった。

 

でも、その規制が外れたのだ!

 

人生を自分の手に取り戻したのだ。

 

この、自分が人生の本当の意味でスタート地点に立てた記念日を

忘れることはできない。

 

2019年の年末に調停を申し立てて約9か月かかった。

こんなに戦った日々はないだろう。

 

専門家の意見を聞いたり、

裁判所にDVから身を守る保護命令を出してもらったり、警察署に相談したり、さまざまな行動を起こした。

 

ときおり耳の奥に残る暴言の記憶と戦いながら、どうしたら自分を離婚させられるか、真剣に考えた。

 

自分の自由と人権を自らの手に取り戻すために。

 

このままでは、自分の思考すら奪われてしまう・・・・

そんな恐怖や不安と戦った日々。

 

行政や

裁判所や

警察

 

この3つの機関すべてのおかげである。

そして

何よりも、

私の努力があったからこそ、

自分の自由を自分の手に取り戻すことができた。

 

 

 

暴力や暴言、

それは他人を支配しようとする魔性ドクロ

その魔性の力を使う人たちと決別できて本当によかった。

 

 

未来へ

 

・・・これから未来があって、希望があるものは何か。

 

それはヒューマニズム

それは上から目線でものを言うことではない。

 

ニュートラルな目線が大切だ。

相互理解を促す共感を得ることだ。

 

始まったばかりの風の時代。

 

共感があり、楽しく、笑いや感動があるところに人は集まるだろう。

私はこれから、その魅力的な場所に行くのだ。