今日は語らせてください。
難しいです。
どこへ落とせばいいのか。
本当に難しいです。
始まりは、なぜ人は悪意ばかり積み上げるのか。
倒れていく悪意のドミノはとめようたってとめられない！
素敵な気持ちで始まったことも、悪いことを数えだして、嫌な気持ちにしてしまう。
たとえば？
・・・・
最近の気持ち悪さNo.１は軽減税率
確かにね。複雑だし、すんごいすてき！とは一概にはいえないけど・・でも少ない税率があってラッキーじゃん。線引きしなきゃならないからさ、ちょっと面倒だけどね・・・・
じゃなくて、
なんであいつ10じゃなくて８にしてんの、ずるいよ！
ずるいやつ増えるんじゃない？
なんで店はずるいやつ野放ししてんのか？とかクレームくるんじゃね？
じゃ、外にあるベンチ撤去しよう。
なんじゃそれーーー！！！
幸せを増やすためのものが、不幸せ、ふえてんじゃん！
なんやねんー。
みたいな。
なんかわからんが、余計なことをするとたたかれる。こわい。目に見えない不安に人はつつまれていく。そうなると、気持ちはギザギザ。自分よりずるいやつはいないか、みんな探してる。
だから余計にまた不安が増える。
積み上げるのは愛じゃないんかい！
涙に色がなければ人はやさしくなれんのか？
そんな心の叫び
から始まりました。
みんなで不安を語りながら、稽古はすすみます。
不安を作るから、不安と向き合うから、作る側も不安になりがち。
でもみんな支えながら頑張ってくれてます。
本当に素敵な座組です。
でも、わたしは、演出家なので、そして主宰なので、こんなことをいうのもあれですが、誰にも言えないものを抱えてます。
それは当たり前のことです。なぜこんなことをわざわざいったのか？
ここからが本題です。
私は強くあるために、自然とスイッチをいれてます。そのスイッチが入ると、多少のことでは動揺しません。涙も流しません。そうでないと私は弱い人間だからです。涙はとまります。
ですが、先日泣きました。
そんな私が泣きました。
それは
大好きな欅坂46へのファンの方達の愛にふれたからです。
つい先日。
Twitterで
#いつもありがとう欅坂46
があふれました。
きっかけは悪意のある文春砲
それに対抗するために、自分達が愛の避雷針になるんだ！と始まった、
#いつもありがとう欅坂46
みんなで夜21時に！
すごい人数の人達がみんなTwitterにかきました。
そしてそれをメンバーが受け取ってることかわかる言葉がブログなんかであがりました。
そしてみんな泣きました(たぶん)
その影で、あいつらきもちわるい、とか、それすることで余計に文春の記事広めてるのわからんかねえ、とかいうやつらもいます。
でも、
愛を形にできる。
こんな素敵なことが起きた。
もうね、世界には愛しかないんだ
(ちょいちょい、欅坂46の歌詞盛り込んでます。気になった人はぜひ、歌聞いてください)
TwitterとかのSNSなんかなければ、こんな、みんな不平不満が形になることはなかったのに・・と思ってましたが、愛だって形になるんだ！！
何て素敵なんだ。
希望がみえました。
そう必ず希望はある。
でもね、忘れちゃいけんのはね、それは
たとえね、大人が作った歌詞やら楽曲やらダンスかもしれんけど、
欅ちゃん達が一生懸命理解して、内容を伝えようと魂を燃やしてパフォーマンスしていて、
そのことに気がつくことのできる、愛の深い人達が、ファンになったから、
だから愛を形にできたんだ。
私はいま欅ちゃん達を好きになれる時代に生きていて、好きになれる心をもっていて、本当によかった。そう胸はっていえる。
愛を受け取って、愛を返せる。
それができる人達が堂々と生きていける。
そんな世界になればいい。
私はだから、
演劇で
人の涙に色をつける
のです。
世の中の目に見えない涙はどんな色をしてるのかをみせるのが私たちの仕事なんです。
こんなところにもいろんな気持ちが隠れてるの？ってことをみせるのが仕事です。
そして、みてくださった人達が、少しでも、愛の数を増やして帰ってくれたら。明日生きる勇気をすこしでも持ってくれたら。
そんな気持ちを胸に作品をつくります。
私は演出家なのでね、それこそ、自分の言葉でも、自分の肉体ですらないもので作品をつくるのです。そりゃ、魂こめなきゃならんのは当たり前なんです。作家がいて、いろんなスタッフさんかいて、そして、役者という、心とからだがあって初めて作品をつくれるのです。そんな芸術家なんです。魂こめる以外なにができる？？
あげあしではなく
世界にあふれている愛をどれだけ数えられるか。
そんな競争をしましょう。
愛は愛でしかかえせない。
私がいつもいう言葉です。
もし、愛がほしいと思ったら、まず、愛が足りないか、形が違ってないか、確認してみてください。ちゃんと、愛を渡したら、愛は返ってきます。目に見えない形でも受け取れるはず。
涙をこらえている私は、欅ちゃんの話をすると、涙がとまりません。
愛をもらってるからね。
私はその愛を、自分の作品にこめて、世の中に返します。
いつもありがとう欅坂46
いつもありがとう私の回りの愛で溢れた人達
