Q.音大を卒業し、ピアノ講師をしています。


学生時代にはあまり感じなかったのですが、今はピアノを弾いた後に腕の筋肉や肘の痛みを
感じたり、疲れが残るなと感じることがあります。


以前のように毎日弾ける訳ではなく、いきなり弾いたりするので良くないのだろうなという
気はしています。


音高時代から、習う先生には、手を見ると「いい手だね!」と言われ、テクニックについて
あまり言われたことがないのですが、実は柔らかすぎて、音もふにゃっとしてしまうこと
があります。


どんなことに気をつけて練習すればよいでしょうか?


$ピアノのための「脱力法メソッド」 -piano5


A.手の大きさや厚み等に恵まれているということなんですね。


そのわりに関節や筋肉が柔らかくて、支えが作りづらいのでしょうね。


でも、手に恵まれている方は、少しの訓練でかなり楽になる可能性があります。


音大を卒業して、教えることで忙しくなってくると、毎日弾けないのに、
今までの経験上弾ける気がして、時間もないし準備もなしに弾いてしまう、
ということは皆さんありがちなのではないかな~と思います。


それが、手首や肘などを痛める原因になることは、実は多いのではないかと
思うのです。


また、若い頃はすぐ回復できても、だんだん回復に時間がかかる、というのも
あると思います。


大切だと思うことを順に説明していきます。
一番簡単な方法を載せましたので、ぜひやってみてください。


①第3関節を意識し常に支えを作っておくこと。
 オクターブ、和音、広がるパッセージなどでも、第3関節の角度をつけて
 保つことが大事です。
 簡単な練習方法はこちら


②手指の拡張。
 広げても第3関節を高く保つためには、手の平を柔らかく自分の最大範囲まで広げる
 ことが有効です。
 そのための簡単な練習はこちら


③手首の脱力。
 指を動かすのに前腕の中の腱を使いますが、手首が固くなっているとブレーキがかかり、
 力ずくで腱を動かさなければならなくなります。
 そうすると、腕が疲れ、しまいには肘まで痛くなります。
 手首の脱力法はこちら


④肩の付け根からの脱力。
 第3関節の支えと共に、最も大切なのが肩の付け根(背中)からの脱力。
 これができないと、自分の身体の重さを指先に乗せて弾くということができません。
 肩の付け根からの脱力法はこちら
 



Satoko.O


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