大嶋 聡子のブログ-第10回脱力法メソッド

受講6回目のM先生は、脱力、呼吸ともにだいぶ上達しています。
「これでいいのかな?」と、自己流になっていないかいつも気にされているようで、
素晴らしい姿勢だなと感心しています。


「学ぶ」という言葉は、「真似る」からきているそうです
まずはしっかり真似る、というのはとても大切で、結果的に早道になると思います。


写真は、スケールの練習で、第一指をくぐらせる時、前の指を弾くと同時に
即座に第一指を準備しています。
最速で第一指を移動させるためには、指が脱力していなければなりません。


それと同時に、第二指から第五指までの第3関節の高さを保つことも大切です。
それができないと、第一指をくぐらせる度に、手首が上下することになります。


今回は、少し時間があったので、ステージ前の曲を見させていただきました。
弾きづらいところだけピンポイントで、フィンガートレーニングのテクニックを
応用した弾き方をやってみたところ、楽に弾けるようになったそうです。


基本は、支え、柔軟性、脱力、だと思います。
ショパンは、「足の先まで体全体を柔らかく保つこと」と言っています。
ショパンの時代のピアノでそうなのだから、今の重厚なピアノだったら
なおさらですね。


最後に、M先生の感想です。

『脱力体操は、毎回新しいことを取り入れていただき発見がいっぱいです。
 初回できなかったことが少しずつできるようになって、自分でも嬉しく思います。

 フィンガートレーニングは、指の第3関節をすごく気にするようになりました。
 支えって大切なんですね。


 学生時代は、ここまで手指について学ぶ機会がなかったので勉強になります。
 ありがとうございました。』


Satoko.O


★『脱力法メソッド』HPはこちら
★脱力や奏法について相談をしたい方へ無料相談受付けています。



音楽教室 ブログランキングへ