大嶋 聡子のブログ-第9回脱力法メソッド

受講5回目のM先生は、背中や肩、腕の脱力がとても上手になってきました。
指の脱力もとても良くなっています。


そうすると、また新たな課題が出てきて、
第3関節の支えをより強化し、特に第5指の第3関節を、横に広げつつ高く保てるように、
癖をつける必要が出てきました。


写真は、第5指の第3関節を出す練習。
補助してもしっかり出して、第3関節から指を直角に押し出すようにします。


その際、第1関節がへこんでも気にせず、第3関節に集中します。
第3関節が一番大事なので、それができてから第1、2関節を気をつけていきます。


M先生の感想は、

『今回もまた新たな課題が見えて、まだまだ勉強が足りないと実感しています。
 
 呼吸は10秒かけて吸うことが難しいなぁと感じました。

 そして、この講座に参加してから、自分の身体と向き合う時間が増え、身体のことを
 考える時間もふえました。
 
 本当にありがたいと思っています。』


20秒吐いて10秒吸う呼吸をするのですが、自律神経を整える呼吸なのでとても大事です。
10秒吸う時は1秒ずつ小刻みに、下腹から順に胸まで膨らんでいくイメージでやってみると
よいと思います。


このトレーニングを続けると、自分の身体を内観することができるようになります。
今、自分の身体がどうなっているのか、どう使ったらいいのか、感じる力やイメージ力が
高くなります。



受講3回目のK先生も同じく、
第1、5指が内側に入っているのを外側に出して広げていくのが課題ですが、
前回より、手の型が少し横に広がった感じがしました。


それから、スケールの時の指の脱力が、すごく上手になっていてビックリしました。


肩は最初はやはり硬いのですが、肩から指まで伸ばす動き(実際伸びます)を2巡やると、
だいぶほぐれてくるようでした。
この動きだけでも、気がついた時に繰り返しやっていただけると、かなりよくなるのでは
と思います。


K先生の感想は、

『脱力体操は、普段何も運動しない体にはとても良いですね。
 終わった後、心地よい疲れと筋肉が程よくほぐれた感じで、体がすっきりします。
 この体操をやった後に歌えば、声も違ってくるかもしれませんね。
 
 フィンガートレーニングは、今までこういった勉強をしてこなかったので
 とても新鮮な気持ちで受講させていただいています。
 
 長年の悪いクセが少しでも直ればと思います。』


「脱力体操」は、実は、普段の疲れをとってから必要な脱力ができるようプログラムを
組んであります。


ピアノにほとんどの時間を使える独身時代から、三人の子育てに至るまでの中で、
より短時間により効果を上げるべく実践してきたものだからです。


恩師の作ったオリジナルの脱力体操の他に、ヨガ、バレエ、ダンス、筋トレ・・・など
レッスンを受けて研究した要素も含まれています。


私は20年前から、ピアノを弾く前には必ず脱力体操をやっています。
ピアノを弾かないとこの体操をやらないので、日々の疲れがたまってきます。


ですから、この体操はピアノを弾くのに最適な身体を作ると共に、
健康を維持するという大きなおまけまでついてくることになります。



Satoko.O


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