日本経済は破綻しない、そのわけを図解 | バックパッカー日記

日本経済は破綻しない、そのわけを図解

インフォービジュアル研究所 
なんでも図解プロジエクト ベストセラー本を図解する 3
「新」日本経済入門 
三橋貴明著 アスコム刊


 今年の7月発行で9月までの2ヶ月で5刷だから、売れているんだね。10月時点で3万部くらいかな。ベストセラーまで、もう一息か。
 さて、この本がそこそこ売れているわけは、この本の帯に踊る「日本は破綻しません!」の一行に集約される。
 まあ、どれだけ日本経済は破綻すると言われても、とりあえず日々を生きる我々庶民としては、どうにも、なにもできないわけ。彼らの言う難しい経済用語満載の脅迫本に踊らされるのは、日々汗を流すことのない、地に足の着かない富裕な不労所得者たちだから、関係ない、とは思うけれど、という人々に、この本は、ほらみたか的な安心感を与えてくれる。
 著者の言ってることは、単純。会計実務的に日本経済は破綻しないと言っている。
 その論旨は以下のごとし。


バックパッカー日記



 日本経済破綻論者は、だから、銀行が国債を買えなくなったら、即破綻だと言う。しかし、この論旨も現実的ではない。銀行が国債を買うのは、わたしたちの貯金が積み上がっても、他に融資して金利を稼ぐ先がないからで、銀行が国債を買えない時は、わたしたちが銀行から貯金を全て引き出した時だ。しかし、そんなことが本当に起こるだろうか。
 著者は健全なインフレターゲットを日銀・政府が設定して、ゆるやかな経済成長が実現すれば、政府の借金は4-50年のスパンで解消するという。
 会計学的にはそのとおりなのだが、日本経済は深刻なデフレスパイラルの中にいる。その構造は、前回の「デフレの正体」で明らか。
 

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