『魔王様げ~む!』ができるまで その1
<渡島>
何をどう書けば宣伝になるのかなぁと、ここ数日考えてたんですけども。
<果菜>
そうですねぇ、あんまり「買ってください」「買ってください」ってがっつき過ぎるのも考えものですしね。
<渡島>
そーそー。なので気負っても仕方ないんで、まァ制作秘話とまで言うとかなり大袈裟ですけど、あとがきや雑誌のコメントでは書ききれなかったようなこぼれ話をしていこうかと。
<果菜>
いいんじゃないですか。
<渡島>
ちょうど第2回メガミノベル大賞の締め切りも近いですし、応募する人に何かほんのちょっとでも参考になることがあればいいかなとも思いますし。
<果菜>
ちょっ、ちょっと待って。もう今日含めて二週間しかないんですよ? もうみんなとっくに書き上げて、最後の見直しに入ってるところでしょ! もしくはもう既に出しちゃってますよ!
<渡島>
え。あっしの場合、一年前の今頃というと、まだようやく第一章を書き終わったところでしたけども? 割合としては全体の2割弱。
<果菜>
遅すぎですよ。
<渡島>
日程で言うと、まず10月は別の新人賞に応募して、ほとんど何の準備もない状態で11月に突入しました。「だいたいこんな感じの話を書きたい」というのは既に頭にあったんですけど、一からプロット作って本文書いて……というのを一ヶ月で全部やり切らないといけなかったんで。
<果菜>
そんなんでよく締め切りに間に合いましたね。
<渡島>
そこはもう、あっしの飽くなき萌えの煩悩が……
<果菜>
話長くなりそうなので、続きは次回でいいですか?