おとめ座銀河団の話   中の人 | 押川雲太朗の万事いいかげん

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漫画家 押川雲太朗のブログ。日々の何でもない事や、たまに仕事の告知など、書いていきます


こんにちは、中の人です。

星のちょっとした話。

ふたご座のα、βはそれぞれカストル、ポルックスといい、神話からつけられた名前です。

神話にはこうあります。
仲が良く二人とも武勇に優れた双子だった。常に二人で戦いに参加した。しかし、ある戦いでカストルに矢が当たって死んでしまう。

不死身の体を持つポルックスが、一人で生きたくないとゼウスに頼んだ結果、聞き入れられ天に上げられたのがふたご座である。

でも、、、
星の距離を見ると、案外遠いんですよ。ドーーン!



オリオン座のやや東、横倒しになった姿で、今日もふたご座は見えます。






前に話題にした、おとめ座付近には、おとめ座銀河団があります。



字の通り、銀河が固まっています。
ここは銀緯90°近くで、銀河の北極の方向にあたります。



ざっくり言って6000万光年の距離があります。

観測の結果、紡錘型 葉巻型 に銀河が固まっている事が判りました。


地球(天の川銀河)は、その形の長径を延長した線上にあります。
おとめ座銀河団から観測したら、天の川銀河は、渦巻きを真上から見る形になります。


アンドロメダ銀河は、これまた、ざっくり言って250万光年の距離にあります。



アンドロメダ銀河、天の川銀河は互いに近づきながら、おとめ座銀河団に近づいています。


天の川銀河とアンドロメダ銀河は、いずれ一つの銀河になります。
太陽系の行く末はどうなるんでしょうか。
ブラックホールに飲み込まれるのか、はね飛ばされて、星の少ない寂しい所をさまようのか。

人間の末裔は生きているんでしょうか。


まあ、40億年後の事と言われていますから、気にしてもしょうがないと言えばしょうがないですが。
生命という現象が誰にも知られず、ブラックホールに飲み込まれるのは寂しいよねえー。
宇宙も一夜の夢、それもまた良しとは、まだ思えないです。