「リスキーエッジ」のデータ原稿  (作品) 押川  | 押川雲太朗の万事いいかげん

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漫画家 押川雲太朗のブログ。日々の何でもない事や、たまに仕事の告知など、書いていきます

前にも書きましたが

「リスキーエッジ」の原稿は

ほとんどがアナログです。


ただ、カラー原稿だけパソコン上で色つけをしていました。


それを当時はMOという媒体に入れて

編集者に渡していました。


原稿が返ってくると

その封筒の中にMOも入っています。


ところが時を経て、

そのMOを読む機械を捨ててしまいました。


近代麻雀の編集部に

ひとつだけMOドライブが残っていたので

編集者にお願いしてデータを読んでもらいました。


ところがそのMOの中には

全てのカラー原稿が入っていないということが判明しました。


私も油断していました。


MOで渡すときに、そのデータは原稿と同じで

必ず竹書房に残り

返ってくるものと思っていたのです。


ところが返ってきたMOに入っているデータのほとんどは

編集用、印刷用のデータで

元の画像が消されている場合があったのです。


漫画家は紙の原稿を出版社に預け、

それが必ず戻ってくるものと思っています。


紙の原稿でもそれは大きな間違いです。


データ原稿ならなおさらです。


データを受け取ったそれぞれの人が

「どっかにコピーがとってあるはず。」

と思ってしまうからです。


そうして、誰のところにもコピーが残らず

消え去ってしまうのです。


もちろん、「リスキーエッジ」に関して

カラーページの残っているものは

カラーで配信するつもりです。


ただしカラーページと思われるページが白黒だったら

そのデータが見つからなかったと思ってください。