昨日から読み始めて、2/3くらい読みました。今夜中に読み終わりそうだけど、あんまり早く読み終えたらもったいないから、明日のお楽しみにしようかな?
夏石鈴子さんの作品を、初めて読んだ。平間至さんは、好きな写真家の一人です。その二人の、エッセイと写真のコラボレーション。雑誌の連載を書籍化したもののようです。
子供時代の自分を、夏石さんは「幸せ」だったとは思っていないようです。
両親の不仲、父母それぞれから浴びせ続けられた、子供を傷付けるに充分な言葉の暴力。そんな子供時代の影響を受けながらも、それらに支配されることに「No」と言う。それは、社会の有形無形の制約に対する「No」でもある・・・。自由にあろう、温かくあろう、幸せであろう、と努力・・・う~ん、努力という言葉はちょっと違う気がするけど、なんだろ? 解放・・・かな? 自らを解放しようと生きるひとりの女性。
スムーズな人生では決してないはずで、様々なエピソードからは、ひとり暮らしのOLにとっての日々の不安が想像できます。けれど、文章は重くなくて、先へ先へと読みたくなる。いくつかのエピソードは、他人事とも思えなくて、つい応援したくなってしまう。やがて、既存の枠組みを越えた家族を形成していくところにも共感。
人は、過去にどんな傷を受けても、そのことに支配されずに、自分のモノサシで決めた、自分の幸せを生きることができるのだと教えてくれる。そんな物語だと感じました。
雑誌に連載されていた当時は、「大丈夫?」のキーワードだけ決めて、打ち合わせをせずに撮っていたという、平間至さんの写真。連載途中からは、読者からモデルを募ったそうです。それらの写真が、本の中ほどに、写真集のようにまとまって挿入されています。
モノクロで、コントラストを抑えた淡い画面からは、むしろ、女性たちの芯が伝わってくるようでした。
「大丈夫?」と尋ねられて、「大丈夫!」と答えられたら心配はないけれど・・・。「きっと、大丈夫」と答えられれば、それで上等だよね? そんな気持ちにさせてもらえました。
ラストを楽しみにして、続きは明日読むことにしま~す。