猫しっぽそれから猫からだそれから猫あたま


前回の極限のイヒネンネッ!


を皮切りにピン子はどんどん語彙が増えていった。


特に感動したのが


イヒあーでーてー


↑あけて。


これは《袋をあけて》とか《缶の蓋をあけて》
とか使う頻度が多いから
貴族が教えてたらいつの間にか言える様になってた。


このイヒあーでーてー


は大きかった。


だってだってだって


ピン子が自分の意思で何かやってって発信するんだもん笑い泣き


あける物以外でもイヒあーでーてー



って言ってたけどね。それもよろし。真顔うむ


と、同時進行でピン子は名前を呼ばれたら反応する様になっていた。


そしてこちらの言うことを7割方理解しているようだった。


こっちおいで、すわって、これ持ってね等々


この一ヶ月かそこらでこの急成長振り!ポーン


凄くない?


とは言う物の実際のピン子1歳9ヶ月に対して
総合的に1歳3~5ヶ月位の発達なんじゃないかな??
と思ってたんだよね。


1月下旬。
発達相談、簡易発達検査をして貰った。


超絶ベテランっぽい療育園の先生と保健師さん二人の三人が話を聞いてくれたんだよね。


ベテラン先生はピン子に一通り型はめや積み木や指差しなんかを試して
それからピン子の行動を見てた。

先生《お母さん。この子はね、凄く自分の世界を持ってるのね。

人と関わるより何でも一人で自己完結しちゃうの。

人との関わりが難しいのね。

だからね、愛情を持って接してね。

愛情があれば云々かんぬん…》






チーンうん…



あたしさ、こういう場ってピン子に対する傾向と対策を教えて貰えるのかと思ってたの。


ほら。ピン子みたいなタイプにはこんな時こうすれば効果的よ!みたいな?


だからさ、愛情云々…って言われたとき


なんか糸が切れちゃってチーン


勿論先生が悪いわけじゃないんだよ!



例えばさ、あたしがこの一ヶ月で5キロ痩せたとするじゃん?

前からあたしを知ってる人からしたら


うわー痩せたねー


ってなるけど、初対面の人にはそれはわかんないよね。



それよ真顔ん?



あたし達家族やピン子を知ってる人間からしたらこの一ヶ月の成長ぶりは赤飯ものなのよ。


でもさ、今日数時間前に初めて会った人からしたらそんなん知らんわな笑い泣き



あたしは多分誰かに


ピン子は大丈夫。これからもどんどん成長していけるよ!!


って言って欲しかったんだな。
初対面の相手に求めるなっつーの


別にピン子が定型だって言って欲しいわけじゃなくてね。





愛情なんてあげてもあげても足りない位
家族みーんな溢れてるんだもん。







だからさ


そんな当たり前の正論で追い詰めないでよ






と、完全な被害妄想で泣いた38ちゃいなのであった笑い泣き情緒が迷子よ
その説はすいません皆さんお仕事なのに




そしてこの日ピン子は療育を勧められた。




療育に提出するための発達検査の結果は






思ってたより全然良かった笑い泣き

怪しいとこもチラホラあるけど笑い泣き


ピン子1歳9ヶ月であった…