ずいぶんとご無沙汰してしまった。4月以来の投稿になってしまった。

 

37年間住み慣れた家から歩いて十数分のところに中古住宅を購入し、

リノベーションして8月下旬に引っ越しした。

 

     

 

前に住んでいた家は、父親が丹精込めて1年がかりで新築したもの。

建てた当時は、その前のぼろ屋から新しい家に住める喜びと

3人の子供たちの子育て、そして気難しい父親との同居等々を

経験した中でも我ら夫婦なりに満足して暮らしていた。

 

        

 

ただ、父親が大工として建ててくれた家は、両隣の家が我が家と

隣接していたために陽の光がはいらず、おまけに父親が自分の好きなように

建てた家で我々夫婦の要望を全くと言っていいほど聞き入れなかった…。

 

       

それでもその家で3人の子供たちは問題も起こさず立派に成長し、

我々夫婦の元から巣立っていった。

これだけでも我々夫婦にとって大きな喜びであった。

 

     

 

あれから37年の歳月が流れ、夫婦二人になって今まで苦労を掛けた女房に

大きな贈り物をする時が訪れた。

 

以前から女房の願望であった『ささやかな家庭菜園ができて、陽だまりの暖かい家』に

住みたいとの強い思いがあった。

 

        

 

今年2月縁があって女房が願っていた家が見つかり、

『人生最後の贅沢なお買い物』をした。

 

購入した家は平成元年に建てられた家であったが、やはり家自体は

リフォームをしなければならず、家の全面リノベーションを2か月かけて

我のテニス仲間のKさんが大工さんはじめ工事関係者を手配してくれて

家は新築同然となった。

 

      

 

今回、いろいろなご縁で人との繋がりがあり、工事に携わってくれた人たちに

心から感謝と有難さを実感しながら心の中で手を合わせた。

 

      

 

何より一番喜んでくれたのは女房。引っ越しが終わり満面の笑顔に

今日までかけた苦労がこれで帳消しと我自身は心の中でニヤッとした。

 

         

 

それにしても最後の大きな贅沢をしたものだと思う。それでも女房が満足して

喜んでくれたのが嬉しい。今まで苦労を掛けた爺鶴の恩返しか?(苦笑)

 

    

 

これからあと何年生きられるかわからないが、残りの人生『妻と共に』を

心に誓って新しい家で『陽だまりに囲まれながら平穏に暮らせたら最高!!』

 

        

       (画像はネットからお借りしました)