人の身体で一番器用に動くのは手指じゃないでしょうか。
米粒を摘まむことも出来るし、お箸も使えるし、
ジャンケンなんてお茶の子さいさい。
ピアノも弾ける。
 
指の長さも力も違う5本の指で、音の粒を揃えるのは容易ではないけど、
なにはともあれ一本一本自分の意志で動かすことが出来る。
 
親指から順繰りにドレミファソ~♪と指を動かすことも、
その逆で小指からソファミレド~♪も、
幼児期からピアノなんてやってなくても出来るでしょう。
 
ところが足の指と来たら・・・・・・ガーン
 
自分の身体の一部なのに、自分の意志で動かせない!
 
 
足の指でソファミレド~♪を練習中の動画です。
最初の方は、ウォーミングアップの足指ジャンケンね。
五指と四指は、一本ずつ自分の意志で動く感があるのですが、
三指と二指は、ぜんぜんダメ。
一本ずつ動かしたいのに、思ったように動かない。
二本まとめてバタっと行ってしまう。
 
本当にもう、自分の身体なのに、なんで自分の意志で動かせないっ?ですよ。
そこだけ神経が通ってないんじゃないか?と思うくらい。
 
でも、これでも動くようになったんですよ。
最初は「ホントに動かすことが出来るんですか?」だったもの。
ジャンケンまでは出来てもソファミレド~となるとお手上げでした。
 
 
 
バレエの立ち方は爪先を思い切り外側に向けるから、
小指の押さえがないと土踏まずが潰れて、まともに立てなくなるんですね。
 
それで、せっせと足裏足指トレーニング・・・となるわけですが、
実は足裏や足指への関心が高まったのは近年です。
も~人体改造するところがありすぎて、そこまで手が回らなくてっあせる
でも、股関節よりなにより、イの一番にやるとこだったかなぁ?といまさらっあせる
 
先生いわくに、小指から床に張り付くように指を使うんですって。
吸盤で吸い付くようなイメージだとか。
あの、壁にギュッと押し付けてペタっとくっ付けるナントカ掛けみたいに。
ウチの風呂場の垢スリ掛けは良く落ちるけど・・・・って、なんの話だ^^;
 
ホームの若い先生の足指は、メッチャ滑らかに動くんですよ。
その動きは、まるで人の足じゃないみたい・・・・・・
 
 
 
ところで最近、足裏足指ブームなんでしょうか?
最近、社交ダンス教室のラテンエクササイズでも「小指から~」が出てきたのだけど、
KEIさんのレッスンでも出てきたみたい!
 
 
ラテンエクササイズクラスだけじゃなく、
スタンダードエクササイズクラスでも「小指から~」が出てきましたよ~!
小指からねじ込むようにはターンアウトだけじゃなく、そもそも床を掴む基本なのかも。
 
だって、手指で何かを掴むときも5本指全部使ったほうが、しっかり掴めるじゃないですか。
掴む相手が米粒ならば、親指と人差し指で摘まめるけど、相手は米粒じゃなくて床。
 
 
 
社交ダンスにしろバレエにしろ、親指側に乗るように指導されることが多いと思います。
実際どっちに体重が流れるって、小指側に逃げるし。
 
足の構造的な問題なんでしょうかね?
足首って、小指側にはグニャっと曲がるけど(捻挫の方向)
反対方向に曲がって捻挫した~なんて聞いたことないもの。
 
私、社交ダンスだけやってた頃、
親指側に乗ろうとするあまり、小指側が浮いちゃって親指と人差し指だけで立って、
注意されたことがあります。
 
一生懸命 親指側に乗ってるのに、なぜかグラつく。
バランスが悪い。
 
先生いわく。
「いくら親指側に乗れと言うたかて、親指だけで立つとじゃなかとぞ」
「足の指は5本あるとだけん、全部使う!」
 
親指と人差し指だけで立つ・・・って、
言ってみりゃ「床を掴む」じゃなくて、「床を摘まむ」だったのかもしれませんね。
そりゃ~バランス悪いはずだわ^^;