このところ、滞ってた読書ネタを
❶『夜中の電話』 井上麻矢著
2010年、この世を去った著名な作家、井上ひさしは、現「こまつ座」社長の三女、井上麻矢に遺言とも言える最後の言葉を数々残して逝った。その言葉は、単なる演劇論を超えて、誰の心にも響く人生哲学でもあった。
病をえてから毎日のようにかかってきた「夜中の電話」。それは、時には明け方まで続くこともあったという。そこで語られた珠玉の言葉77を、著者・井上麻矢の解釈と共にわかりやすく紹介。
人間とは何か、生きていく上で大切なことは何なのか、生涯をかけて追究した作家、井上ひさしだからこそ残せた言葉は、次世代を生きる誰もが共感する、最後のメッセージである。
※太字は公式HPからコピペ
著者の井上麻矢さんを、出版社勤務のアイハラ氏が
煎餅屋にお連れ下さり、お会いすることができ、
この本を知りました
素晴らしい言葉の数々に、人生の指南書だと
感じました
本文で著者がグリム童話の『寿命』という話に
触れてるのですが、なんと、紀玉オバサンの
民話の語りの十八番です
日本の民話にも『寿命』(タイトルはさまざまですが)が
あります。
登場する動物に、やや違いがある程度で
大体、内容は同じです、
でも、話を聴いて受け取り方は、人それぞれ
と、話が逸れてしまいました
『夜中の電話』、いつもそばに置いて、
何度も読み返したい1冊です
❷『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈著 新潮社
『成瀬は天下を取りにいく』の続編
相変わらず‘成瀬あかり’は、カッコイイ
大学生になっても、成瀬の基本姿勢や
言動は変わらない。
こんな、無駄のない、「倫理が歩いている」ような
人がいたら、どうだろう、
人間として、完璧な理想像なのではなかろうか、
友人であり、‘ゼゼカラ‘相方の島崎もいい
この島崎なら、実際に存在しそうだ、
ただ、成瀬がいるから島崎の良さが出るのであって
島崎だけなら、ただの「島崎」なのだろう、
また続編が出ることを期待している、
成瀬の人生を追ってみたい
紀玉