2024年8月
大好きな人に会いに行ってきました。
東京は浜松町にて、保育士さん向けの絵本読み聞かせ講座。
芸術と遊び創造協会主催 第58回夏の芸術教育学校。
https://artplaylab.jp/nursing/school.html#tokyo1
なんと講師は
村中李衣さん。
10時から15時まで。
わたしみたいに身銭を切って、自分で申し込んで参加している人は少数で、どちらかというと、職場から割り当てられて?仕事として参加させられている感じの保育士さんの方が多いのかな〜。そんな雰囲気を感じながら、始まりました。もし、そうだとするならば、やっぱりちょっと、やりづらいな〜という空気感があるんです。でも。
李衣さんは、どんどん、参加者を李衣さんの懐に抱きこんでいく。
圧巻でした。
まず、お話される具体例が、目に浮かぶよう。
似たような子がうちの園にもいるな〜と、自分の保育に引き寄せて考えられるだろうなあと思う。
そこから、李衣さんの、柔らかい、けれどキッパリとした、問いかけ。
それは、大人の都合じゃないですか、と。
ここで、ハッとした保育士さんはきっと、これから、変わっていくと思います。
今まで、李衣さんの著作で読んで知っていたエピソードも、その向こうにあるリアルな人がありありと浮かぶようなお話を聞けたこともわたしにとっては貴重でした。
ああ、そうだったのか〜と。
そして、2023年11月に李衣さんの講演会を主催したときに、
お願いして、保育園で読み聞かせをしていただきました。
あのときに李衣さんがされていたことの、李衣さんの意図というか、そこで何が起きていたのかを言葉にして教えていただけたのも、やり方、じゃなくて、あり方、として、自分の中に落とし込むことができるきっかけをもらえた気がします。
李衣さんのご著書で読んでわかったようなつもりになっていたことも、具体例や実際の読み聞かせを体験することによって、ストンと腑に落ちることがたくさんありました。
□ハードカバーとペーパーバックの絵本の違いとどちらがいいか
□初版と改訂版の違いと
□絵本のめくり方
□赤ちゃん絵本の重要な要素
□読み手がやっちゃいけないこと
□読み聞かせの導入
□気分を変える手遊び2つ
□絵本のリズム
□絵本の作り手のこと
□大型絵本がいいのか
□絵本の絵をちゃんと見るということ
□動き回る子どもも一緒に楽しめる絵本とその読み方
□絵本から身体表現遊びのちょっとしたコツ
□わたしを知る読み方
□絵本を読んだあとに理解しているか確かめることについて
などなど。
参加して本当に本当によかったです。
わたしも、保育士さん向けに絵本読み聞かせ研修をさせていただくことがあります。
もちろん、李衣さんのようにはお話しできません。
ただ、とても大切なマインドを、勝手に受け取りました。
そしてそれは、わたしが学んできた絵本以外のことも含め、いろんなこととぐるっと輪になって通じるようなことでした。
どこに学びに行っても、結局、そこのところは共通しているな、と思いました。
それは何かというと。
「答えは自分の中にある」ってことです。
李衣さんに初めて読んでもらった絵本。
早速2冊、ミクニ書店さんに注文しました。
わたしもどこかで読みたいです。
この講座は、毎年、開催されているようです。
もし、ご興味ありましたら、ぜひ。
こちらは、昨年11月に村中李衣さんの講演会を開催したときのレポ
https://osekkainaobasan.com/2023/12/25/muranakarie_koenkai/
こちらは、わたしの保育士様向けの読み聞かせ研修について↓
まだ、ブログにまとめられていませんが、こちら、子どもや保育に携わる方には必読書。
『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』
(村中 李衣 相沢 和恵 ミズノ兎ブックス)
グッときたところ
(以下引用)
「いっしょうけんめい」は、失敗の言い訳にはならない。でも、「いっしょうけんめい」悩んで苦しんだその傍らにいつも子どもがいてくれたことを忘れないでいれば、いい。その記憶は、やがて失敗を大変身させてくれるだろう。
(引用ここまで)
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