自分にダメ出し してしまいがちな人にこそ おすすめなインプロ | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

インプロと絵本のコラボワークショップに向かう電車の行き帰りで読んだ本はこちらです。

 

 

 

 

 

『言葉のズレと共感幻想』(細谷功 佐渡島庸平 dZERO)

 

 

 

 

 

ホームページより

https://shop.dze.ro/books/98

内容紹介 以下引用

 

 

「具体と抽象」深掘り編!

「人は言葉を過信している」「スティーブ・ジョブズも歴史に残らない気がする」――「思考」テーマの著作を出し続ける著述家・細谷功と、メガヒットを飛ばし続ける漫画編集者・佐渡島庸平という異色の取り合わせ。
言葉、物語、お金、労働、ルール、いいねエコノミー(共感資本主義・格差)、VR(仮想現実)などを俎上にのせ、現代社会を覆う「共感幻想」を「具体と抽象」の往来問答によって深く掘り下げていく。
メタの視点を上げるほど虚無主義に近づくが、そうならないためにそれぞれが実践している処方箋にも話が及ぶ。

 

 

 

細谷功さんの『具体と抽象』が面白かったので、この本を借りて読んでみました。

 

まあまあ、面白かったです。

 

 

 

この本は読まなくてもいい気がしますけど、『具体と抽象』は圧倒的に読むべき本です。

もっと具体的に話せよ、抽象的ではつまらん

 

 

 

 

あの人にこう言われたけど、その方がいいんだろうか?

 

 

 

 

何度も同じ話を聞くのは退屈

 

 

 

 

 

 

 

『言葉のズレと共感幻想』も、ところどころ、興味深い箇所がありました。

 

 

 

 

 

 

 

その日のインプロでやったワークにちょっとだけシンクロするような箇所があったので引用してご紹介したいです。

 

(以下引用)

佐渡島 (前略) 感情に対して、一回メタ的になって、今自分は怒っているんだなとわかった上で、私はあなたに怒っちゃったよ、もう許せないなあ、と冷静に言う。瞬間的な怒りに任せて言葉を吐き出すのとはだいぶ違いますよね。

 

細谷 メタというと、どちらかというと感情を捨て去る感じになるじゃないかですか。でも今の話だと、いきなり怒り出した自分をもう一人の自分が見ているわけですよね。そのとき怒っている自分を見て、「怒られている人がかわいそうだな」と思うその感情は、いったい何なんだろう。まさにメタの感情が起きていることになりますよね。

そこでメタの自分が「まあ、まあ…」となだめにかかっているのだとしたら、いわば逆の感情を起こして本来の自分の感情と相殺するような形になっているわけで、感情にもメタがあるのかなと思ったんですよね。それもまた一つの視点ということになるのかなと。

(引用ここまで)

 

 

 

ここでお二人は、怒った自分をもう一人の自分がなだめて、感情を相殺するというお話をされています。

正直、わたしは感情を相殺することができたとしても、そんなに積極的に相殺したいとは思いません。

怒りの感情は味わい尽くしたいし、悲しみも喜びも、相殺せずに全部100%で、受け取りたいです。

 

「もう一人の自分」(これがメタなのかしら)を発動することについて。

 

 

 

 

 

かよちゃんのインプロで、二人一組で、一人が言ったことを、もう一人が全肯定する「子供の目で見る」というワークをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

このワークは、日常でも自分一人でできるそうです。

 

自分一人でやるときは、子どもに話しかけるみたいに 「ご飯食べようね〜」 「空きれいだね〜」 「悲しかったねぇ」 みたいに、心の中で、自分の行動や感情を全肯定してあげるそうです。

 

「私は親にかまってもらってない」という「ない」が潜在意識にたまってると、「ない」現実(たとえば、自信がないとか評価されないとかお金がないとか)を作っちゃうのだそうです。

 

このワークは、元はかよちゃんの師匠が作ったそうなのですが、潜在意識の話と組み合わせたのはかよちゃんのアイデアなんだそうです。

 

 

つい、自分にダメ出ししたり、批評したり、ストップをかけたり、してしまいがちです。

 

それが全部悪いとは思いません。

 

でも、前に進むことを、もう一人の自分が全肯定する、休む自分を、もう人の自分が全肯定する。

 

 

この「子供の目で見る」ワークを自分一人でやってみるのはいいかもしれないなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『言葉のズレと共感幻想』の後半の対談をご紹介します。

 

(以下引用)

佐渡島 メタの視点をぐっとあげていくと、行き着くところはニヒリズムなんですよね、あるいは虚無主義。(中略)

今の自分の感情だけは本物で、古代ギリシャだとそれは享楽主義になるんですが、でも享楽主義ではなく本当に自分の感情が楽しめるようにする。

それで最近僕は、イベントやインタビューなどで人の前で話すときでも、みんなが楽しめるように話そうとか、思わないんですよ。僕自身が最高に楽しめるようにする。僕が楽しんで話していたら、来てくれた人たちも楽しんでくれるんじゃないかと。(中略)

変えられるのは結局自分だけだから、自分の「楽しむ」っていうところを磨き続けて、虚無主義にならないようにしようという考え方をしているんです。

 

細谷 (中略) 他者のためにというのは実は自分のエゴで、それならば、そういうふうにしている自分が好きなんだと割り切ったほうがいいという考えに帰着するんです。(中略)

自分がうれしいから人に喜んでもらいたい。ただそれだけなんだと考えると、割とシンプルにいける気がします。

 

佐渡島 思春期のころは「自分大好き」タイプの人を「痛い」と思っていたんですけど、最近は、どうやって自分を好きになる技術を磨くかが自分の中で大きなテーマになっています。死ぬまでにどんどん自分を好きになって、主役として振る舞って、人類で一番すばらしい人間なんじゃないかって思って死ねるくらいまで勘違いできれば、うまく生きたことになるのではないかと。

(引用ここまで)

 

 

 

 

 

わたしも昔は、「自分大好き」タイプの人を「痛い」と思っていたかもしれません。

 

でも今は、今の自分が好きなときが多いです。いつも、ではないです。

 

よくがんばっているな、誠実に真面目にコツコツやってるな、と肯定してあげることができるようになりました。

 

たまに、モーレツにダメ出しを連打することもあるのですが。

 

 

 

でもやっぱり、人前で話すのだって、あんなに苦手だったのに、楽しめるようになってきたし、なんなら、もしかして今日一番楽しかったのはわたしなんじゃないか、っていつも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かよちゃんのインプロのワークは、この時間だけでなく、日常でも、助けてくれることが多いです。

 

もう一人のメタ的わたしが、わたしの味わっている感情を「楽しいねえ」「悔しいねえ」と全肯定する。

 

こういう思考ができるようになるのも、わたしがインプロをみんなに知ってもらいたい大きな理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いただいたご感想です。

 

 

さっとさんより

 

子供の成長と共に、絵本とは縁遠くなって、久しい私。

改めて、絵本の魅力に触れた気がしました。

インプロとの融合が絶妙で、親和性が高いですよね。

インプロとのコラボだからこそ、オープンマインドと身体全体で絵本の世界を満喫できた感があります。

人生の折り返し地点でのフレッシュな気づきにワクワクしました
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真弓ちゃんより

 

インプロと絵本
どのように組み合わせるのか興味がありました。
なるほど~、ジャスのセッションみたいな?
打ち合わせなし、と言うことで
こちらも即興なんですね。
ライブ感がいいですね。仕組まないのは面白い、と改めて思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かよちゃんのインプロワークショップありますよ

めっちゃおすすめです。

【日時】
6月29日(土)10〜12時
 

【場所】
長者スタジオ
横浜市中区長者町2-5-4
夕陽が丘ニュースカイマンション204
(JR 関内駅南口から徒歩7分、
地下鉄 伊勢佐木長者町駅から徒歩3 分)
 

https://ameblo.jp/kihiru777/entry-12852962138.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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