絵本講師だったわたしが、絵本セラピストにもなった、その理由

書くかどうか、迷いました。

バラさないほうがいいかもしれない。

でも、書いちゃう。

絵本講師だったわたしが、絵本セラピストにもなった、その理由は、

「いろんなアプローチの手段を手に入れたかったから」です。

絵本講師だったわたしは、基本的には「絵本が好きな（真面目な）お母さん」にしか、出会えませんでした。

いいんですけれど、もっと、間口を広げたかった。

子どもの周りにいるのは「お母さんだけ」とは限らないし。

子どもはすでに成長しちゃった人も、子どもがいない人も、おじいちゃんもおばあちゃんも、おじさんもおばさんも、青年も若者も

いろんな大人が「絵本を誰かに読みたい」と思ってもらうきっかけを増やしたい。

できれば「子ども」に、できれば「身近な子ども」に、「絵本を読みたい」と思ってもらいたい。

わたしには、そういうひっそりとした下心が実はあります。

（ここで書いちゃってるけど）

（幾度となくバレてるかもだけど）

絵本セラピーを受けて、どんなふうに感じてもらっても、自由。

何かを期待するなんて、邪道なのかもしれない。

だけど、下心があるわたしは、内心ガッツポーズをしてしまうときがたまにあります。

京丹後で、2日×4時間の絵本セラピーが終わって、最後に皆さんから感想を教えてもらいました。

主催のねぎちゃんと

思わず「めくばせ」してしまいました。

ねぎちゃんから、後日、写真とともにいただいたメールをご紹介します。

あ〜こんな顔して

みんなあの場にいてくれてたんだなあと

わかって涙。

写真を撮ってくれてた

ひとちゃんや陽子ちゃんやいづみさん、

としちゃんの目線のあたたかさに

気付かされまた涙。

絵本にどっぷり浸り

とんちゃんからの質問に

笑ったり泣いたり、困ったりしながら

ことばを紡ぎだしたあの時間

とんちゃんが

感じることに

間違いも正解もない

無理にことばにしなくてもいい、

言わなくてもいい

パスもオッケーというメッセージを

ずっと出し続けてくれてたから

あぁ、そうだここは安心な場所だ

結論を出さなくていい

自分自身や目の前のひとを

ただただ感じるだけでいいんだと

感じることをゆるせた時間でもありました。

だから、

子育て中のママが

「自分を取り戻せた」って言ってくれたとき

「これからも子どもたちにもっと絵本を読んであげたい」

「続けていきたい」って言ってくれたとき

ほんとに

とんちゃんに来てもらえてよかった〜

この時間をみんなで一緒につくれて

よかった〜って

こころから深くそう思えました。

今までもそれはずっとそうだったんだけど

積み重ねてきた時間が

降りつもって、降りつもって

またあたらしい景色を見せてくれたような。

今回のとんちゃんの絵本セラピーは

子どもたちのために

ママたちのために

そしてなにより、

自分の喜びのためにという

北極星を胸に抱く仲間に出逢えている

この幸運に

あらためて気づかせて

もらいました。