どうしよう | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

 

 

図書館の新着絵本コーナーで借りてきた3冊が3冊とも良い絵本だったので

読んでみてほしいから

1冊ずつ

ご紹介したいと思います。

 

これ。

すごくよかった。

 

どうしよう

浜田桂子

理論社

 

 

 

「どうしよう」が

視覚化されてる。

 

「どうしよう」

から

いろんな自分が

自分の中に生まれて

いろんなことを言う。

 

そうだよね、そうだよね、こんな感じ

わかるよ、わかる。

って

めっちゃ共感しました。

 

例えば

 

(以下引用)

 

あさ おきたら、

かみのけが へん。

 

がっこうに いったら、みんな わらうだろうなあ。

どうしよう。

 

(引用ここまで)

 

あるある。

 

次の見開きは

上下2段に

いろんな自分が

いろんなことを思ってる。

 

以下は手書き文字で書かれてます。

 

 

 

 

(以下引用)

 

かっこわるい。

 

はずかしい。

 

いやだなあ、めだっちゃうなあ。

 

めだつのも いいかも しれないよ。

 

うんとめだって

もっとめだって

クラスのにんきものになるかも。

 

ならないよ。

 

いっそのこと がっこう やすんじゃおうか。

 

よみかけの まんががよめる。

 

ねえ、きょうの きゅうしょくは きなこあげパンだよ。

 

そうだった! たのしみに してたんだ。

 

いく。

 

はずかしい。

 

いく。

 

(引用ここまで)

 

 

 

 

 

こんないろんな自分が

ずらっと描かれているんですね。

 

心の中の逡巡は

現実には

目には見えないものなんだけど

この絵本は視覚的に入ってきて

すごく共感しました。

 

 

見えている

「やってしまったこと」

「やらなかったこと」

の手前には

こんなにもいろんな自分がいる。

 

 

 

 

自分で自分を励ましたり

自分で自分を勇気づけたり

自分で自分を諌めたり

自分で自分を整えることが間に合わなかったり。

 

 

 

そんな自分のことを

こんなにわかってくれる絵本が

あるんだなあって思いました。

 

 

 

そう思わせる

絵本の表現

すごいなあって思いました。

 

 

 

浜田桂子さん

なんでこんなに

子どもの(わたしの?)気持ちがわかるんだろう?

 

 

 

迷わない人は

共感しないかもしれないけど

わたしは

ものすごく共感しながら読みました。

 

 

 

2022年2月初版です。

 

 

どうしよう

浜田桂子

理論社

 

 

 

 

 

 

 

 

 










 

 

 

 

今後の予定

 

 

 

 

 

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