もこもこもこ
谷川俊太郎作
元永定正絵
文献出版
みるみる絵本シリーズ
他にも好きな絵本あります
この絵本はどうやら良いらしい、というのは知っていたけれど
どうやって読んだらいいかわからなくて
長年躊躇してた絵本です。
こういう絵本をサクッと手を出せる人は
すごいなと思います。
別にわたしが読まなくても
他の人が読むからいいだろう的に思っていたんです。
2014年の11月に
ものすごく仕事で落ち込んだ出来事がありました。
大声でワンワン泣いた、その次の日だったかと思います。
飛ぶ魚という小さな絵本カフェに
谷川俊太郎さんがいらしたんです。
元永定正さんの奥さんの中辻悦子さんとの対談イベントがあったんです。
かぶりつきの目の前の席を陣取りました。
1メートル先に谷川俊太郎さんがいる
そして谷川俊太郎さんがこの絵本を読んでくれたんです。
あ~~~~~
そうやって読んじゃっていいんですね
という読み方だったんです。
ものすごく
感動したんです。表現ベタだけど。
質問タイムに「はい」と手を挙げて
「さっき、谷川俊太郎さんが読んでくれたように
『もこもこもこ』をわたしも読んでいいですか?」
と
聞いたんです。
そしたら
「どうぞ」と許可をいただきました。
中辻悦子さんがおっしゃいました。
「わたしは、谷川俊太郎さんが『もこもこもこ』を読むのを何回も聞いているけれど、
いつも違う」
と。
2度目の衝撃でしたよね。
谷川俊太郎さんも
「好きに自由に読んだらいいんですよ」と
おっしゃいました。
よく「好きに読んだらいい」
とか言うけど
「どうやって?」
と思うんです。
だから、「真似したらいいじゃん」って
わたしは思ってるんですよね。
先日、保育園で読みました。
表紙を見せたら
何人かの子が
「持ってる~~~~」と叫びました。
絵本は書いてある通りに読みましょう
と
よく言われますが
書いてある通りじゃないんです、
谷川俊太郎さんの読みは。
いいんだ。
何も書いてなくても
シューシューシュー
って言ってたし。
自由
ってこういうことか!
っていう読みです。
この絵本の絵は、デジタルな感じがするんですけど
手で塗ってる、らしいんですよね。
ものすごくアナログな方らしいです。
この絵本をわたしに読まれる人は
必ず
谷川俊太郎さんとのツーショット写真を引き延ばしたヤツを
もれなく自慢されます。はい。
このとき
谷川俊太郎さんに握手してもらったんですよね。
仕事で
すんごく落ち込んでたんですけど
一気に急浮上しました。
自由に。
https://www.instagram.com/tv/CWNbU2DJrY-/?utm_source=ig_web_copy_link
お宝画像。
にほんブログ村




