絵本づくりワークショップ
長谷川集平さんの絵本づくりワークショップについて
書きたいと思います。
絵心がなくても絵本を作れるワークショップです。
絵は黒丸しか使いません。
黒丸だけで絵を描いて
その黒丸を何かに見立てて
物語を作ります。
黒丸の大きさ
黒丸の位置
黒丸の数
などによって
動きや流れや感情などが感じられ
何かに見えるようになります。
それには理由があります。
その理由について
集平さんはレクチャーしてくださいます。
このことを知っていると
今まで読んでいる絵本を
もっと深く読むことができるようになるかもしれません。
２日間の講座で
１日目は絵本の絵を描き
製本します。
びっくりするくらいギャンブラーな匂いのする
作り方です。
絵本を作ってます
そして
２日目は
描いた黒丸の絵本に
物語をつけて
各自が作ってきた絵本を
オンラインで読み聞かせして
集平さんが講評してくださいます。
これがもう
すごくおもしろかったです。
カレーのしみの物語
かおりちゃんの物語
黒猫の物語
水槽の中の亀の物語
歴史物語
命の物語
星の物語
イオンの冷凍枝豆になるのが夢の物語
などなど。
黒丸だけで
こんなに物語って生まれるんだあ。
そしてその物語が
作った人のなんというかお人柄が
こんなにも出ちゃうもんなんだなあ。
読み聞かせを聞いてすぐに
集平さんが
タイトルのつけ方
とか
言葉の選び方
とか
アドバイスしてくださいます。
あと、
「この場面が好きだった」とか
「可能性がある」とか
「呆気にとられた」とか
「スムーズに作れた？」とか
「スッキリしたんじゃない？」とか
「ほんのちょっとだけ成長してるのがいい」とか
「素晴らしいアプローチです」とか
「女性にしか書けない絵本だ」とか
作った人が希望を持てるような言葉をかけてくださいます。
これ、集平さんにとっては
千本ノック
みたいな感じなんじゃないかなあと思います。
ものすごい集中力と精神力が求められるような。
ちなみに
わたしは
以前見た夢を元に絵本にしました。
夢自体が意味不明だったので
絵本も意味不明に。
見た夢は
突然、未来都市に紛れ込んでいて
わたしは両手に大荷物を抱え
幼子２人と手をつなぎ
背中には赤ん坊を抱え
敵から追われている
というめちゃくちゃ疲れる夢。
この夢を元に
お話を考えました。
題名は「歯医者」です。
幼い我が子を病院に連れて行くって
すごく大変だったんです
行きたがらなくて。
それで、「敵に追われているから逃げるぞ」
みたいな感じで
面白がって病院に連れて行けたらいいな
と思って作りました。
ちょっと最初の場面説明が足りなかった
と集平さんの講評いただきましたので
ちょっと書き直します。
どこかでこっそり
披露できたらと思います（笑）
みたいですか？
ちなみに
一番最初にできた絵本は
「ワタナベ先生が知っていること」
です。
ちなみに
もう1冊、作りました。
タイトルは
「恐竜図鑑」です。
集平さんは
こんなふうに話してくださいました。
絵本って自由なんですよ。
なんでもできるんですよ。
喜怒哀楽
なんでも表現できる。
絵本って大きな入れ物だな。
このワークショップでは
誰でも
「絵本」という「表現」をすることができます。
すると明るくなれる。
黒丸の絵本を作ることだけで言ったら
集平さんの
絵本づくりトレーニング
長谷川集平
筑摩書房
という本を見れば
きっと誰でも作れます。
だけど、集平さんにコメントをもらえる
ってのが
スペシャルなんです。
今回は、絵本セラピスト限定の場での講座でしたが
オープンの場でやってもらえたら
ご興味ある方いらっしゃるかしら。
産みの苦しみを味わえますよ。
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先の集平さんのオンライン講演会を視聴参加くださったAyuちゃんがブログに書いてくれました。
渾身ブログ
ぜひご一読ください。
