現場で起きたこと | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

 

 

 

覚書として書いておきます。

 

松田町さんでの町民大学で

わたしの中で起こったことについて、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【変更点1】

 

会場設営は、

机を置かず、椅子のみ、ソーシャルディタンスをとって配置する

ということでした。

 

なので、いつもの「ワークシートに書き込む」のは

省く予定でした。

 

そもそも、昨年度の反省で、ご参加くださる方の年齢が

60歳代、70歳代、80歳代の皆さんにとって

ワークシートの枠内に何か文字を書く、というのは

なかなか大変そうだ、ということがわかっていました。

 

なので 

予定では、書き込むことはしないけど、

「参加型絵本講座」なので、お近くの人と語り合ってもらうワークの時間を入れるつもり、でした。

 

3人組とかだと

難しいかなと思って、お隣の人と、二人ひと組になってもらって

語り合ってもらう時間を取ろうかなと思ってました。

 

ご担当の職員さんに

「椅子の配置は偶数でお願いします」

と事前にお伝えしていました。

 

 

ここまでがわたしの想定していたことです。

 

 

 

けれども、実際、会場についてみると、

 

換気のためにドアは4箇所開いている

 

そして別会場で子ども向けのイベントが開催されている

賑やかな声が時折聞こえる

 

サーキュレーターが回っている

 

皆さん、マスクをして、距離をとって座っている

 

このような状態で、お隣の方と語り合ってもらうとなると

かなり大きな声を張り上げないと聞き取れないし

もともと、耳が聞こえづらい方も

いらっしゃるかもしれない。

 

 

そう判断して、急遽、語り合う時間はしないことにしました。

 

 

 

だけど、参加型、だから、皆さんにも話してもらいたいなと思って、

その場でわたしが問いかけて

マイクを持って行って

話してもらいました。

 

みんなの前で、突然、マイクで喋るなんて

かなり無茶振りだよなあと思ったのですが

結構、積極的に話してくださって

内心ホッとしてました。

 

「だるまさんが」を読んだ後にこんな問いかけをしました。

 

「だるまさんが」と来たら、次は何を想像しますか?

「ころんだ」ですよね。

子どもの頃、だるまさんがころんだって遊びしましたよね。

皆さんが子どもの頃、故郷でどんな遊びをしてたか

教えていただいてもいいですか?

 

  

石けり、かごめかごめ、はないちもんめ、あんたがたどこさ

おせんべやけたかな、ずいずいずっころばし、

竹馬、けんけんぱ、などなど

どんどん教えてくださいました。

 

 

 

 

そして、だるまさんが の絵本について

わたしが暑苦しく語りました(笑)

 

大人は、「だるまさんが」の次は「ころんだ」が来るだろう

と知らず知らず予測していて

その予測が覆される

その意外性が面白い、とも言える。

 

けれど

「だるまさんがころんだ」の遊びを知らない赤ちゃんも

いや

「だるまさん」そのものを知らない赤ちゃんでさえも

この絵本は笑顔にしてしまう。

 

それは何故なのか、

みたいな話です。

 

 

 

 

だるまさんが

かがくいひろし作

ブロンズ新社

 

 

 

 

 

 

 

 

【変更点2】

 

昨年度の反省で「絵本が見えない」問題。

前回は、通常の大きさの絵本を読みました。

 1冊だけビッグブック=大型絵本を読んだのですが。

 

今年度は、全てビッグブックで内容を練ろうと思いました。

 

絵本を拡大投影する、という作戦もあります。

けれども、拡大投影するには

もちろん、著作物利用申請が必要ですし、

それなりの機材の用意も必要です。

それを担当の方にお願いするのは

ちょっと大変かなあと思いました。

 

それよりは、ビッグブックを読んだ方が

機材の準備がいらないので簡単だと考えました。

 

けれども、全ての絵本が、ビッグブックになっているわけではないし、

近くの図書館が全てのビッグブックを所蔵しているわけでもない。

 

「近くの図書館が所蔵しているビッグブック」の中から

どうにかこうにか、プログラムを練る、という制約がありました。

 

しかも「故郷を考える」というテーマで。

 

なかなか燃える制約です。

 

制約があるほど、燃える(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

ビッグブックを読む、ということは、普通の絵本より重いので

一人ではできません。

 

しかもわたしは、手持ちマイクを持っているので、

事前に担当者様に、

「大型絵本を持ってめくってください」とお願いしていました。

 

そして始まる前に、担当者様とめくるタイミングの練習などもしていました。

 

ここまでが準備の段階です。

 

 

 

そして、始まってみて

わたしの口から

 

「どなたか大型絵本を読むのを手伝ってくださいませんか?」

 

と。

 

そしたら、サッと前に座っていた方が、立ち上がって手伝ってくださったんです。

 

まさに「参加型!」絵本講座!

 

1冊読むごとに、

「どなたか大型絵本を読むのを手伝ってくださいませんか?」と

お声かけしましたら、次々と

手伝ってくださいまして。

 

ちゃんとアイコンタクトを取りながら、上手にめくってくださいました。

 

感動!

 

 

 

 

 

 


ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:なんと!松田町さん、拡大投影が簡単にできる機械を買ってくれてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上甲さん、これで大きく写して見せたらいいじゃないですか」と。

 

がしかし、当日にいきなりはできないんですね。

 

事前に出版社に拡大投影の申請をして許可をいただかないと。

 

なので、来年度、使わせていただきたいと思います。

 

これだと「絵本の大きさA3」まで、という制約がありますね。

 

 

 

 

【まとめ】

 

まあ、こんなふうに

当日になってみないとわからないことってあります。

 

準備はもちろん大事ですけど

その場でいかに臨機応変に

ベストを尽くすか

わたしの内部で起きていたことを忘備録として言語化してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年度に引き続き

ご参加いただいた坂田様が

フェイスブックに投稿してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本講師“上甲 知子”さん! テーマは“ふるさと”!!

絵本の素晴らしさを再発見!!!

絵本は、“情動” & “心のふるさと”と改めて実感!!!!

愛、優しさ、感謝、そして、“幸せの連鎖”!!!!!

恩師の言葉を噛みしめ直す機会も頂け、癒しの時空に感動…

帰宅して、真っ先に、昔、息子たちに読み聞かせた絵本の棚へ

コロナ対策を取り開催された町民大学に参加

 

 

 

こんなふうに

お子さんと楽しんだ絵本を

再び手にとってくださるきっかけになったのだとしたら

すご〜く嬉しいです!

 

 

 

 

また、「癒しの時空に感動」とまで言っていただき恐縮です。

 

 

 

 

わたし自身は、癒しは目的としていないのですが

結果として

絵本を共有する時間を

癒しと感じてくださる場合があると

経験として知っています。

 

また、来年度もお声かけいただけたら嬉しいなあと思います。

 

 

 

ご参加くださった皆さま、

大型絵本を読むのを手伝ってくださった皆さま、

松田町の関係者の皆さま

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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