この本を読んだかつてのわたしが
この部分に印をつけてました。
久しぶりに再読して
新鮮な気持ちで出会い直した言葉。
かつての自分も
今の自分も
ここには真理がある、
そう思う。
絵本は子どものためにつくられていると思われがちだけれど、そんなことはないと思うな。
これは人間のためにつくられているんです。
だから、年齢は関係ない。
男女差も関係ない。
もっと言えば、絵本は読むひとの感性に向けてつくられているんです。
だから、子どもでも読める、大人でも読める。
そこなんですよね。
そのひとの知識の蓄積に向けてつくられているわけじゃない。
椎名誠「絵本たんけん隊」角川文庫より
そう。
わたしは
「感性」をないがしろにしちゃいけん、と思う。
「感性」に向けて作られた絵本を
「感性」で受け止める。
「感性を磨く」というけれど
どうやったら磨けるのか?
その具体的な方法はよくわからない。
けど、
「心の動き」なのかなあ、と思う。
ハッとしたり
じわっとしたり
グッと来たり
憤ったり
しんみりしたり
怒ったり
クスッと笑ったり
心を動かす。
心が動く。
中には
全く心を動かされない絵本もある。
ありますよ。
けっこうあります。
ふーん
で終わる。
そんなもんですよね。
絵本だったら何でもかんでもいいわけじゃない。
心を動かす、
感性を開いて絵本を読む
それは大人だって
面白い。
椎名誠さんの本は
ある時期
片っ端から読んでました。
男らしくて
かっこよくて
大好きでした。
久しぶりにこの本を読み返したのは
パパ向け絵本講座で
この本を
パパたちに「読んでみて〜」とご紹介したいから。
この本、ほんといいわ〜。

