絵本は淡々と読むべき | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

よくいただくご質問です。



絵本の世界を壊さないように、淡々と読んだ方がいい、と聞きますが

つい、感情を込めて読みたくなったり

声色を変えたくなってしまいますが、どうしたらいいでしょうか?









ここのところ、立て続けに、このご質問をいただきました。



諸説ありますが

わたしの考えは一貫しています。





「わたし、今、絵本を何冊か読みましたけど、

淡々としてました?

それとも

感情こもってました?」



と聞いてみました。





すると・・・



あれ?

どうだったかな?

淡々と、だったかな?

でも、テンポとか変化してたような?

あれ?





「わたし、これでも感情こめて

読んだつもりなんですよ(笑)



わたしの中で、この絵本の登場人物は

キャラ立っちゃってるんで

どうしても、感情こもっちゃうんです。



そんなふうには聞こえませんでした?(笑)



で、

絵本の世界って壊れましたか?」



あれ?

そうねえ。

壊れてないような・・・





「そのいわゆる『絵本の世界』ってなんなんですか?って思ってるんです、わたし」



「壊しちゃいけない『絵本の世界』ってどこにあるんですか?」



淡々と読むべき説の方々がおっしゃる「絵本の世界」って

絵本の中だけにある、ということなんだろうと思うんですが

わたしはそういうふうには考えてないんですね。



「絵本の世界」ってのは

読み手と聞き手と絵本が創り出すものだ!



だから、壊すんじゃない! 創るんだ!



しかも、そのとき、そのとき、毎回、違うものなんだ!





そう、考えた方が断然、楽しくないですか?



聞き手はそんなにヤワじゃないですよね。



毎回、毎回、読み手が違えば、同じ絵本だって、

全然違うものになる。



そのくらいで、「ぼくの絵本の世界が壊れちゃってどーしてくれるんだよ」なんて

言いませんよ。



聞き手は、こちらが想像するよりも、もっともっと柔軟性を持ってます。

ちゃんと、読み手の浅はかな計算も

こうすべきだから、こうしてるのよ的なものも

おもしろいだろ?おもしろいだろ?っていう押し付けも

ちゃんと見抜いてますよ、きっと。



だから、自分がどうしても自然とそうなっちゃうのよね、っていう読み方で

読んだらいいと思うし、

それが一番自然。




淡々と読むのも

どうしたって感情がこもってしまうのも

どっちも
自然にそうなっちゃうなら

無理に「こうすべし」って変える必要ないんじゃないかなあって。






そんなこんなのお話を

もっともっと激アツに語るのが

わたしの読み聞かせボランティアさん向けの講座です(笑)






オンラインであります。

【6月14日(月)AM】 読み聞かせボランティア 入門講座