源氏物語における「ことごとし」「ものものし」について ぜんぶつながってる | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

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「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします


小保方さんの一連の騒動を耳にして






ああ
そういえば

と思い出したことがあった







あたしも
論文
書いたことある







題して



源氏物語における「ことごとし」「ものものし」について
(全265ページ)




卒業論文





大学の
卒業論文だ





なにをかくそう

わたしは
文学部国文学科で

国語学を専攻していた




国文学
じゃなくて
国語学





ことば


について

学んでいたのだ




そして




この先
一生
誰の役にも立ちそうにない

前述の
論文を仕上げた





その論文は
今も
我が家の2階の本棚の一番上の左端にある

きっとこの先
誰の目にも触れない






なにしろ

すべて手書きだった

大学指定の原稿用紙に
手書きでなければ
認められなかった




今はどうなんだろう?

ってか
当時としても
どうなんだろう?





他の人の論文を
コピーペーストなんて
ありえなかった




参照はするけれども

でも
すべて
じぶんのことばだ




読み返してみて

わたしってすげえ


と思ってしまった







よくぞ

この(誰の役にも立たない)論文を書き上げた




思えば

古語辞典と
(電子辞書とかないからね、分厚いの)
原文を書き写した大学ノート何冊かと
資料を
分厚い鞄に詰め込んで
手のひらにマメを作りながら
片道2時間半の通学を
毎日していたっけ



それというのも
3年生まで遊びほうけていたからいけないんだけど





自分がこの先どうしたいのか?


就職試験に
資格の勉強

一気に始めた年だった




その濃縮された1年で
よくこの論文がかけたと思う


火事場のナントカぢから?





ことば


ことごとし



ものものし

という
2つの
ことばから




源氏物語をなんどもなんども
読み込んでいって


あたしは
源氏物語の世界に
はいりこんでいった


この卒論の最後にこう書いてある


古典を読んで感動して泣いたのは
初めてであった。

それは葵の上の死の場面で
初めて源氏が彼女を
「らうたし」としたこと。

また、
落ち葉の宮が御簾越しに身じろぎする気配を、

夕霧の胸の締めつけられるような気持ちを、

まるで
彼らが目の前にいるかのように
感じることができた。


(略)


結局、
この二つの形容詞を通して、
源氏物語を自分なりに読んだことになるのだろう。








そしてわたしは
この卒業論文をとおして
ひとつの仮説をたてたのだ


それは

「薫は、実は源氏の子供ではないか」

ということ


薫は源氏の正妻「女三の宮」と「柏木」との間の不義の子とされている



一生の研究テーマにしたいと
大学生だったあたしが
述べている



さて
あたしの一生はいつまでなのか?



いまは
大きく離れているし
この世界にはきっと戻れない



だけど
決して
無駄ではなかった

絵本の道を
専門に進みたいのなら

もっと
いい学び方が
あったはずだ

もっと
近道もあったはずだ




だけど

いろんなことが
もんのすごく
遠回りのようでいて

ぜんぶ
つながってる




なんてったって
全人格が
あらわれるのだ




そんな話を

たろうの高校の入学式の待ち時間に
配られたリクナビという冊子を見ながら



6年生になった
長女はなこと
語り合ったんだ



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