おはようございます!

昨日は色々な用事がありブログの更新が遅れてしまいました。
 
市民相談も合間に電話で多数あったのですが、各行事でいえば佐倉市だけの取り組み、声優×芸人さんのコラボ、マジネタ2の準備や同日開催のPR祭り。
 
キングオブコント優勝のどぶろっくさんも来ます!
 
また佐倉市役所から許可をもらい、高齢者の方達が困っていた公園にベンチを設置。

お世話になっている社長の好意でありがとうございました。地域の方達にも喜ばれました。
 
 
午後は佐倉市内で新しくいちご農園を展開された實川農園の實川社長のご厚意で施設を見学させて頂きました。
 
 
中に入って驚いたのはとにかく綺麗。泥まみれになる農業のイメージが変わる施設です。

温度管理から栄養、水やりまで全て自動化されています。
また腰を痛めないように高くしてあり働いている方についても嬉しい取り組みです。
 
広々としたハウスに様々な品種を育て、食べ比べや独自に改良にも取り組んでいます。
 
佐倉市内でいちご狩りが出来る。そんな日がすぐ来るので楽しみです。
 
またこれから佐倉市を選んでくれた新規就農者でも食べていける農家というイメージについて損益分岐点、売上高など全て計算されています。

都心から出てきた新規就農者が「安心して働ける農家環境と土地、住居、収入の安定、指導、買取などの販路」を全て面倒を見れるようなパッケージを考えていらっしゃいます。

自分の会社だけではなく佐倉市全体にこの流れを広げていきたい、佐倉市を盛り上げるために協力していきたいという思いに感動です。
 
今までの新規就農者の販路、安定収入などの悩みが解決し佐倉の農業が大きく変わっていくきっかけを体感させて頂きました。

ただ、これだけ綺麗な施設なので悩みどころとして、とにかく設備投資にかかる金額が高いです。
 
最初に投資しなければならない参入障壁の高さは問題という話でした。

そこで農業施設や機械の導入に関する補助金など農林水産省に聞いて照会をかけると2年度予算案、元年度補正、31年度予算で100件を越える種類が出ました。
 
農業の問題というのはとにかく助成金が多いのですが説明も内容も条件も長くわかりにくいのです。

経営の安定なども入れると補助金項目が500件を超えています。
 
 
一例ですが上記のようにズラーっと表示されます。「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」だけでも項目別に4つもあります(汗)
 
持続的生産強化対策事業でも営農体系確立支援事業や農地の災害対策における農村地域防災減災事業の助成金なども申請の仕方次第のような気もしてしまいます。

これに経済産業省の助成金も関わってくるのではないかと思うと相当な難易度になります。
 
また千葉県でも「輝け!ちばの園芸」次世代産地整備支援事業など、県内園芸産地の生産力を強化・拡大するため、パイプハウス等の施設整備、省力化機械、省エネルギー型機械・装置等の導入、老朽化した温室等の改修、施設園芸における環境モニタリング装置の整備に要する経費の一部を補助するなど独自の取り組みもたくさんあり、国、県、市、大学など研究機関、民間など密接に絡み合っています。
 
AとBという選択肢があり重複していたりどちらか選んだ方で損をするなども考えられます。

もっとシンプルにしてもらった方が使われず消えていくものも多いので無駄も無いのではと思ってしまいます。
 
また2年度予算案には主に輸出、グローバル向けの助成金が多いですが一般的な農家の方にはとてもとても・・・。
 
佐倉市には農林水産省や経済産業省から出向してくれている理事がいますのでこれだけの項目からそれぞれマッチングするものを探し出して相談しながら新しい取り組みのお手伝いをしていければと思います。

 
やっぱり一町歩の畑を一人でやっている農家の同級生の話のようにこうした農業への新規参入には毎年多くの助成金が誕生しては消えていくので専任官やコンサルが必要になりますね。