
2016(H28)年2月29日は大阪・道修町で開かれた臨床肛門病学雑誌の編集委員会に参加しました。12月、1月、2月と今回で3回目の出席となります。毎回診療後に新幹線で大阪へ出かけています。6月発刊の雑誌の編集作業で、投稿論文の査読が始まっています。毎回先生方の忌憚なき意見に触れることができ、どんな学会・研究会とも違う刺激を頂いています。今回は「医学雑誌の編集とはどうあるべきか」「査読とはどういうスタンスで行うべきなのか」など目からウロコがぽろぽろ落ちるようなお話しがたくさんありました。査読(さどく)というのは、雑誌に掲載希望の論文が投稿されたものを、我々編集委員が精緻に読み込んで、直すべきところは直し、ダメなところはダメを出して、学術論文として「ふさわしい形に導く」作業です。編集委員によってスタンスが違い、いろいろと火花の飛び散る現場でもあります。私は以前Oncologyという雑誌のピアレビューといって、同じような研究をしている研究者に査読を依頼するシステムで、査読をお願いされたことがあります。当時私は大学院での学位論文を終えて、Yale大学に研究者として在籍中でした。レビューアーの依頼がくることはとても光栄なことで、1週間ばかりYale大学の図書館にこもって一生懸命レビューをしたことを思い出しました。その時に思ったことですが、査読を依頼される研究者は、同じ分野の研究論文で、雑誌に掲載される前の「ほやほや」の医学の最先端に触れることができるのです。今から考えてもあの瞬間は医学の最先端にいたなあ、と感慨深く思います。さて現在の臨床肛門病学、言語は違えども、対象とするドクターは違えども、今やっていることが、日本の肛門病学について少しでも影響のあることと、誇りに思います。真面目に、きちんと、正しく仕事をしていきたいと思っています。
写真は1月27日の新神戸駅での写真です。M8カメラの感度をISO2500まで上げて、あえて粒子を出す表現にしています(ブログではなんだか「つるんと」見えてしまいますが)。レンズは第二次世界大戦のヨーロッパを写したに違いない1935年製造のHektor 28mm f6.3というレンズです。M8+ISO2500というアイディアはこちらのページ(フォトヨドバシのコラム)から頂きました。2006年のカメラに1935年のレンズで2016年の被写体を撮るという時空を超えた写真ですね!
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