5.21 月例・在沖米軍新基地建設反対抗議街宣 | 徹通塾・芝田晴彦のブログ

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民族自決 戦後体制打破
基地問題を考える愛国者連絡会 / 自由アジア連帯東京会議

対米自立・民族自決の見地から、在日米軍基地、特に辺野古や高江に新たな基地を作ろうとする安倍政権に対し、毎月一度官邸前で抗議をする活動を始めてから今月で二年と四ヶ月になる。

昨日はこれまで何度も月例抗議に参加、マイクを握り、その後沖縄に渡って活動するも逮捕、さらには不当に拘束され、ようやく先月に保釈された高橋直輝(添田充啓)同志が激励に現れた。

 


 

 

 

今回は官邸前での抗議終了後、米国大使館前に移動。麻布米軍ヘリ基地の返還を訴える抗議も行った。
 

 

麻布米軍ヘリ基地とは六本木ヒルズを望む一等地にある在日米軍の施設で、正式には『赤坂プレスセンター』と云う名称である。

 

元は旧陸軍第一師団歩兵第3連隊(陸軍麻布三連隊)の敷地であったが戦後米軍に接収され、ハーディー・バラックスと呼ばれていた。敷地内にはヘリポートの他、米軍準機関紙である星条旗新聞(Stars and Stripeshttp://estripes.osd.mil/ の建屋や研究所がある。

 

ヘリポートには一日数回、横田基地等からの定期便が飛来する。赤坂一丁目の米国大使館から至近であり、米本土からの物資・人員の輸送拠点ともなっている関係で、港区や東京都が何度も返還を求めている http://www.city.minato.tokyo.jp/jinken/kurashi/hewa/torikumi/begunkichi.html にも関らず、未だ米軍に占領されたまま。因みに23区内唯一の在日米軍基地である。

 

一等地ということもあって、土地の時価総額は300億は下らないだろう。米国が使い続けたいのならば借地料を払うのが筋であるが、無償で、更には施設維持の為に『思いやり予算』という名の税金が投入されている。しかも、飛来するヘリコプターは日米地位協定によってわが国の航空法の規制を受けない。明らかに主権が侵害されている状況だ。

私達は在沖米軍新基地の建設反対を訴えると共に、同様に理不尽な占拠が続くこうした身近にある米軍基地や施設の返還を訴える活動も展開していく所存である。
 

 

 

この日は官邸前と米国大使館前での抗議に続き、新宿区内某所で一水会・木村三浩代表を講師に迎え、基地問題やわが国の諸外交を取り上げながら「対米自立を実現するための活動とは?」と云う主旨の勉強会を、全憂会議(山口祐二郎議長)の主催により開催、高橋直輝同志による沖縄問題に関する報告なども交えながら行った。こちらは次回記事にて。

 

 

 

※只今発売中の一水会機関紙『レコンキスタ』5月号紙上にて、『基地問題を通じて思考停止からの脱却を訴える』と題し、月例・在沖米軍新基地建設反対抗議を始めとした対米自立活動に関する記事を書かせて頂きました。