お話は中世の時代にさかのぼります。
ある村にアリーと呼ばれる女性の長老がいました。
彼女は村の中でとても尊敬されている呪術師でした。
彼女の主な仕事は村民の病気を治したり、近隣の民族と
闘争や防衛に関する決定を占いを通じて行っていました。
それらが彼女の主要な役割だったのですが、もう一つ
とても特別な、そして重要な仕事を持っていました。
それは、香水を調合する事です。様々な植物からとれる
原液や動物からとれる分泌物を調合する事で様々な
香りの香水を作っていました。とても、知識が豊富で
それが彼女が尊敬される所以の一つでした。
一体誰の為に香水を作るのでしょう?
それは、村内で新しく誕生したカップルの為のもです。
この村の習俗では、恋愛をしている人は香水をつけなくては
なりません。そして、恋人をもつもののみが香水をつける事を
許されていました。なので、人々はある人物に好意を抱いて
いたとしても、その人から香水の香りがした場合、諦めることができ
次の恋愛へと進みました。
これは、ある意味で嫉妬や対立などを避けるのを助ける一因でもあります。
そして、長老は、カップルに彼ら独自の香り、それも彼らの雰囲気、体格
好きな香りなどを彼らの体臭や言動などから感じ取りオリジナルな香水を
調合してやるのでした。
