最後のお勤め | 窓越しの備忘録

窓越しの備忘録

忘れないように、今、そして過去を記録

昨日パパのお墓掃除に行ってきた。

草むしりをして、墓石を綺麗に拭き洗い。

来週のお墓での閉眼供養を控えて、

私の墓守りとして最後のお勤め。


思えばママが膝を痛めてから、

お墓周りの事が私の仕事になった。

いつの間にか墓参りも私だけになってた。。


お姉ちゃん夫婦がお盆に来れて、

レンタカーをしたらママを墓参りに、

連れて来てくれてたりはした。

でもそれ以外では誰も来なくなって久しい。


草むしりをしながら、

パパに話しかけていた。

墓じまいの事とか、

思いつくままに話してた。


私は霊感とかない。

奇跡とか神がかりとかもあんまり信じていない。


でも魂や霊の存在はあると感じてる。



パパが亡くなった時、

アメリカは早朝で、

その時私は久しぶりにもんちゃんと、

釣りに来ていてボートで海に出ていた。


明るくなってきた空を見ていたら、

突然目前が弾けて幾つかの点が現れた。

その時飛蚊症になった。


正確な時間はわからないけど、

6時半過ぎくらいだった。

家に戻り留守電にパパの訃報。

それが朝7時頃に残されていた。


期せずしてパパの魂が自由になった時、

私の瞳が弾けたんだよね。




人生は色んな不思議が詰まってる。

だから面白いし楽しい。


どんなに辛い時でも楽しみを見つける。


老いるという事は、

正直言って大変だなって思う。


出来なくなった事に気持ちがいって、

どうしても引き算することが多い。


私は足し算する事に決めている。

出来ることを見つけて、

失敗しても笑い飛ばして。


意外と出来てることは、

まだまだ一杯あるし、

何よりも気持ちのもちようだ。


するのが難しくなっていても、

やり方を変えたり工夫して、

出来る事をすれば良いだけ。




これから先も最後のお勤めが、

色々出てくるだろう。


でも新しいことも始まる。


来週閉眼供養を終えたら、

パパの遺骨は共同墓に納められる。


これからはそこに会いに行く。

これからどうなるか心配しないで、

純粋にパパを思って会えるのが嬉しい。