料理をおいしいと感じさせる代表的なうま味成分に、「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」があります。
これらのうま味成分は組み合わせて摂取することで、相乗効果により十数倍にもうま味が増すのだそう。
今回は干し椎茸(グアニル酸)× 豚肉(イノシン酸)× 昆布(グルタミン酸)を使った、煮物を作りました。
味が濃くないのにしみじみ美味しい、うま味を感じる一品です。
〈材料〉
糸切こんぶ 20g
しらたき (100g)
豚こま切れ肉 100g
板かまぼこ 30g
干し椎茸 2枚
(A)
だし汁 1カップ
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 小さじ1
〈作り方〉
1. 干し椎茸はぬるま湯で戻して細切りにする。糸切こんぶは10分ほど水で戻し、水気を切っておく。板かまぼこ、豚肉は細切りにする。しらたきは食べやすい長さに切る。
2. 鍋にお湯を沸かして、しらたきを加えて茹で、豚肉を加える。豚肉の色が変わったらざるに上げて水気を切る。
3. 鍋をさっと洗い、混ぜ合わせた(A)、すべての具材を入れて中火にかけ、煮立ったら落し蓋をして、弱めの中火で汁気がなくなるまで煮る。