どうも、はちごろうです。
映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」の感想。続きです。
娯楽映画がシンプルで何が悪い!
さて、本作はそんな人類最強レベルのアクションスターが
遺伝子操作で巨大化した猛獣たちと戦うという話なんですが、
結論から先にいうと、本作はめちゃめちゃシンプル!
ハリウッド大作でここまでシンプルな娯楽作は久しぶりかも。
どういうことかというと、ここ最近のハリウッド映画は
例えアクション映画でもどこか社会的なメッセージというか、
観客に現実の問題を考えさせるような部分を入れ込んできてて。
別にそれが悪いってわけじゃないんですが、
そればっかりだと観客もさすがにまいっちゃう。
今年のアカデミー賞の授賞式中継を観たアメリカ人の感想として
「なんだかお説教されてるみたい」ってのがあったってのを
ネットニュースで見かけたんですけど、
やたら政治や社会問題を絡めても逆効果でして。
「こっちは辛い現実を忘れるために映画観に来てんだよ!
どうして娯楽映画にまで説教されなきゃなんねぇんだよ!!!」
ってな感じでね。
閑話休題。
そこへいくと本作はホントにわかりやすーい話で。
主人公は動物と意思の疎通が出来る心優しい動物学者で
(身体鍛えてるのは一応きちんとした理由がある)、
そこに遺伝子工学を悪用する巨大企業が実験に失敗し、
流出したサンプルの影響で動物たちが巨大化・凶暴化してしまって。
事態収拾のためにかつて巨大企業に勤めていて、
そこの社長の方針と仲違いして追放された女性科学者が味方に付く。
一方、悪役の巨大企業の重役達は若く世間知らずで、
狡猾かつ非道な姉と、ボンクラな弟の凸凹コンビ。
さらにこの二者の対立に公的な立場から介入する政府組織の男が
最初うさんくさいんだけど終盤からはどんどん善玉になっていって、みたいな。
この手の映画はツッコミどころもまた楽し
もちろん細かい部分で惜しいところは多々ありますよ。
例えばこの手の巨大生物ものって、ファーストインプレッション、
つまり最初にその巨大化した生物の全体像が映し出されるところって大事で。
観客はそれを楽しみに観に来てるんだから、そこはもっと引っ張らないと。
ところが冒頭の宇宙ステーションのシーンで、
実験中のラットが巨大化した姿を見せちゃってるんですよ。
これ、見せずに大きさを感じさせる描写って
いくらでも思いついたと思うんですよ。
例えばケージがあり得ないほど粉々になってるとか、
クルーの死体に食べ散らかされた傷跡があるとか。
他にもね、例えば主人公が元特殊部隊時代に密猟者の摘発に従事し、
そのときの体験が元で人間嫌いになってるって設定なんだけど、
この設定が大して生かされていないというか。
そもそもすでに除隊してるのに筋肉が現役感半端ないんですよ。
それに中盤でエナジン社が巨獣達をおびき寄せるために
自社ビルの屋上に設置しておいた巨大アンテナで電波を送信するんですが、
そんなことして軍や警察が気がつかないわけないし、
そこを逃げ切れると思ってるところもしょーもないですしね。
内容的にもね、それこそ何年も前から使い古されたものなんですよ。
「自然を甘く見るな。人間がコントロール出来るなんて傲慢だ」と。
でも、というかだからこそ楽しめる。既視感があって安心できるというか。
あくまで本作は人智を越えた怪物が市街地を暴れ回るという、
その視覚的なイメージを楽しむのが主目的なので、
内容は多少薄くても構わないし、設定が雑でも大目に見られる。
むしろそういうところにツッコミを入れながら観るという楽しみ方も含めて
気楽に観られる一本だったと思います。


[2018年5月20日 ユナイテッド・シネマとしまえん 8番スクリーン]
※自然に対する人間のおごりを描いた作品というと
映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」の感想。続きです。
娯楽映画がシンプルで何が悪い!
さて、本作はそんな人類最強レベルのアクションスターが
遺伝子操作で巨大化した猛獣たちと戦うという話なんですが、
結論から先にいうと、本作はめちゃめちゃシンプル!
ハリウッド大作でここまでシンプルな娯楽作は久しぶりかも。
どういうことかというと、ここ最近のハリウッド映画は
例えアクション映画でもどこか社会的なメッセージというか、
観客に現実の問題を考えさせるような部分を入れ込んできてて。
別にそれが悪いってわけじゃないんですが、
そればっかりだと観客もさすがにまいっちゃう。
今年のアカデミー賞の授賞式中継を観たアメリカ人の感想として
「なんだかお説教されてるみたい」ってのがあったってのを
ネットニュースで見かけたんですけど、
やたら政治や社会問題を絡めても逆効果でして。
「こっちは辛い現実を忘れるために映画観に来てんだよ!
どうして娯楽映画にまで説教されなきゃなんねぇんだよ!!!」
ってな感じでね。
閑話休題。
そこへいくと本作はホントにわかりやすーい話で。
主人公は動物と意思の疎通が出来る心優しい動物学者で
(身体鍛えてるのは一応きちんとした理由がある)、
そこに遺伝子工学を悪用する巨大企業が実験に失敗し、
流出したサンプルの影響で動物たちが巨大化・凶暴化してしまって。
事態収拾のためにかつて巨大企業に勤めていて、
そこの社長の方針と仲違いして追放された女性科学者が味方に付く。
一方、悪役の巨大企業の重役達は若く世間知らずで、
狡猾かつ非道な姉と、ボンクラな弟の凸凹コンビ。
さらにこの二者の対立に公的な立場から介入する政府組織の男が
最初うさんくさいんだけど終盤からはどんどん善玉になっていって、みたいな。
この手の映画はツッコミどころもまた楽し
もちろん細かい部分で惜しいところは多々ありますよ。
例えばこの手の巨大生物ものって、ファーストインプレッション、
つまり最初にその巨大化した生物の全体像が映し出されるところって大事で。
観客はそれを楽しみに観に来てるんだから、そこはもっと引っ張らないと。
ところが冒頭の宇宙ステーションのシーンで、
実験中のラットが巨大化した姿を見せちゃってるんですよ。
これ、見せずに大きさを感じさせる描写って
いくらでも思いついたと思うんですよ。
例えばケージがあり得ないほど粉々になってるとか、
クルーの死体に食べ散らかされた傷跡があるとか。
他にもね、例えば主人公が元特殊部隊時代に密猟者の摘発に従事し、
そのときの体験が元で人間嫌いになってるって設定なんだけど、
この設定が大して生かされていないというか。
そもそもすでに除隊してるのに筋肉が現役感半端ないんですよ。
それに中盤でエナジン社が巨獣達をおびき寄せるために
自社ビルの屋上に設置しておいた巨大アンテナで電波を送信するんですが、
そんなことして軍や警察が気がつかないわけないし、
そこを逃げ切れると思ってるところもしょーもないですしね。
内容的にもね、それこそ何年も前から使い古されたものなんですよ。
「自然を甘く見るな。人間がコントロール出来るなんて傲慢だ」と。
でも、というかだからこそ楽しめる。既視感があって安心できるというか。
あくまで本作は人智を越えた怪物が市街地を暴れ回るという、
その視覚的なイメージを楽しむのが主目的なので、
内容は多少薄くても構わないし、設定が雑でも大目に見られる。
むしろそういうところにツッコミを入れながら観るという楽しみ方も含めて
気楽に観られる一本だったと思います。


[2018年5月20日 ユナイテッド・シネマとしまえん 8番スクリーン]
※自然に対する人間のおごりを描いた作品というと
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