どうも、はちごろうです。


「骨折か・・・」

人生初の骨折という事態に直面したにもかかわらず、
ほとんど動じずにそのまま診察室でボーっとしていた。
だが、院長は「じゃあ、とりあえず固定しよう」と言い、
若い看護師に私の親指の固定を支持したのである。

そこでようやく事態を少し飲み込み始めた私は
「結構面倒なことになるなぁ・・・」と思い始めていた。
骨折といえば折れた骨のところに添え木をして
石膏のギプスでがっちがちに固める、というイメージだったので、
これから棒状の添え木を持ってくるのかと思っていた。
ところが若い男性の看護師さんが持ってきたのは白い網状のシートだった。




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なんでもそれはプライトンという、指先などの細かい部位の骨折を固定するもの。
そのシートを一旦熱い湯に漬けるとやわらかくなり、
やわらかいうちに患部をくるむと、くるんだ形で固まるというものだった。
まぁ、形状記憶の指サックみたいなもんですね。

処置室のそばの給湯器でシートを熱した看護師さんが
やわらかくなったシートを持ってやってきた。
早速私の親指にシートをくるむことになったんだが、
元々内出血で2倍近くに腫れ上がってるところに
追い打ちをかけるように熱いシートを巻いたものだから
熱の持ちようは半端なものではなかった。
とはいえ、その熱さも数分で引いたのだけれども。

接骨院の近くの調剤薬局で痛み止めをもらって帰宅。
とはいえ、安静になんかできるわけもなく、
そのまま午後から通常通り仕事をする羽目になった。


(続く)