どうも、はちごろうです。
とうとう今日で夏休みとやらも終わりですね。
とにかく今年の夏は暑かった。
とはいえ9月になったからといって
すぐに涼しくなるわけじゃないのがつらいですね。
さて、映画の話。
「ガッチャマン」
70年代に一世を風靡したタツノコプロの名作アニメを
松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽などのキャストで実写映画化。
監督は「カイジ 人生逆転ゲーム」などの佐藤東弥。
2015年、突如現れた謎の集団ギャラクターにより
世界の半分が壊滅的被害を受けた世界。
世界各国は彼らに対抗するため、
古代遺跡から見つかった物質「石」の力によって
超人的な能力を発揮できる子供を隔離。
強制的に訓練を受けさせ事態の収拾に当たらせた。
彼らの名はガッチャマンと呼ばれた。
映画ファンが考える「テレビ屋映画」の見本
タツノコプロ創立50周年、日本テレビ開局60周年記念の本作。
以前から「テレビ局制作の映画は子供だましだ」と映画ファンに言われ、
最近はテレビ局側もその批判に応えるようになって
少しはレベルが上がったと言われていたんだけど、
久しぶりに映画ファンが揶揄する「テレビ屋さんの映画」の
見本のような作品となっていました。
70年代に一世を風靡した人気アニメを実写化するんだから
それなりに評価のハードルが高くなるわけだし、
となればただ単に実写化しても意味がないにもかかわらず、
全くもって何の工夫も見られない作品でしたね。
で、結局誰を楽しませたいの!?
まず何がダメってこの作品、誰に向けて作っているのかが
制作者たちの間で統一されてないわけです。
そもそものオリジナルは子供向け、それも男の子の視聴者を念頭にして、
それでも子供が見るには少し重く暗い題材だったみたい。
脚本家の渡辺雄介さんは元々アメコミ好きだったこともあり
昨今のシリアスなアメコミ映画のような物語を当初は考えていたらしい。
ところが監督の佐藤東弥さんが制作に参加してから
なぜか恋愛要素が加わっていったみたいなんですよ。
で、そもそも男の子向けの作品、しかもこれだけダークな作品に
恋愛要素って誰も望んでないわけですよ。
にもかかわらずそういう展開が無駄に入ってきてる。
おそらく女性の観客に受け入れられるように、ってことなんでしょうが、
この脚本の渡辺さんの考えるガッチャマンの世界観と
佐藤監督の描きたいガッチャマンの世界観がバラバラで、
しかもどっちかに統一されることもなく混在する結果になってるんですよ。
だからシリアスな展開にもファミリー向けの展開にもならず、
互いが互いの話の腰を折り合ってるという
なんとも情けない話になってました。
2時間にわたる「ツッコミ祭り」
さて、制作者たちで作品の方向性が統一されてないから
物語はとにかくツッコみどころが満載。
もう途中からツッコミのに疲れるくらいめっちゃくちゃ。
例えば主人公のガッチャマンたちが
初めて実戦に配備される戦闘シーン。
東京の中野駅の前に降り立ったキャタローラーという兵器が
回転しながら新宿を目指してるんですが、
新宿の大ガードを壊したかと思えばいつの間にか右折して
一本隣りの新宿通りを通ってたりするんですね。
で、キャタローラーを追うガッチャマンたちが
新宿駅周辺のビルの間を飛んでいくんですが、
都庁前で戦っていた彼らは新宿駅の西口を飛び越さず、
遠回りして南口の高島屋のところを抜けてくる。
その後、なぜかキャタローラーには時限装置が組み込まれていて、
それを紅一点のメンバー、ジュンが解除しに入るんですが、
時限装置のカウンターは何語で書いてあるのかわからないのに、
時限装置そのものの表面には「CAUTION(警告)」って
なぜか英語で書いてあるんですよ。
しかもジュンは時限装置の解除に間に合わないと知ると
いきなり持ってる武器で物理攻撃をして壊すという、
時限装置を止めるのに一番やっちゃいけない方法をやるし、
それ以前に「だったら最初からそうしろ!」って話なんですよ。
ここまでで大体開始20分ぐらいですから。
とにかく頭の悪さが際立ってる作品でした。
本作の失敗の一番の原因は監督の佐藤さんですかね。
パンフの彼のコメントを読むとホントに怒りが込み上げてくるくらい
この人の勘違いっぷりがはなはだしい。
おそらくこの人はテレビドラマを作ってきた人だからか、
TVアニメというものを下に見ているし、
おそらくヒーローものにも興味がない。
作品に対する愛がないなら引き受けるな!って感じですよ。
でも、もっと悪いのは安易にこの企画を立てた制作者たちですけどね。
ここまでテレビ局の事情で作られ、しかもその魂胆がバレバレだと、
呆れるを通り越して笑えてきますよ。
ドタバタコメディだと思ってみれば、もしかしたら楽しめるかもしれないですよ。
PS
実はこれを観たあと、映画好きの人たちとオフ会をしたんですが、
この作品に対する怒りを吐き出すのに2時間半かけてしまいました。
むしろそっちの方が面白かったですけどねw
[2013年8月30日 ユナイテッドシネマとしまえん 2番スクリーン]
とうとう今日で夏休みとやらも終わりですね。
とにかく今年の夏は暑かった。
とはいえ9月になったからといって
すぐに涼しくなるわけじゃないのがつらいですね。
さて、映画の話。
「ガッチャマン」
70年代に一世を風靡したタツノコプロの名作アニメを
松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽などのキャストで実写映画化。
監督は「カイジ 人生逆転ゲーム」などの佐藤東弥。
2015年、突如現れた謎の集団ギャラクターにより
世界の半分が壊滅的被害を受けた世界。
世界各国は彼らに対抗するため、
古代遺跡から見つかった物質「石」の力によって
超人的な能力を発揮できる子供を隔離。
強制的に訓練を受けさせ事態の収拾に当たらせた。
彼らの名はガッチャマンと呼ばれた。
映画ファンが考える「テレビ屋映画」の見本
タツノコプロ創立50周年、日本テレビ開局60周年記念の本作。
以前から「テレビ局制作の映画は子供だましだ」と映画ファンに言われ、
最近はテレビ局側もその批判に応えるようになって
少しはレベルが上がったと言われていたんだけど、
久しぶりに映画ファンが揶揄する「テレビ屋さんの映画」の
見本のような作品となっていました。
70年代に一世を風靡した人気アニメを実写化するんだから
それなりに評価のハードルが高くなるわけだし、
となればただ単に実写化しても意味がないにもかかわらず、
全くもって何の工夫も見られない作品でしたね。
で、結局誰を楽しませたいの!?
まず何がダメってこの作品、誰に向けて作っているのかが
制作者たちの間で統一されてないわけです。
そもそものオリジナルは子供向け、それも男の子の視聴者を念頭にして、
それでも子供が見るには少し重く暗い題材だったみたい。
脚本家の渡辺雄介さんは元々アメコミ好きだったこともあり
昨今のシリアスなアメコミ映画のような物語を当初は考えていたらしい。
ところが監督の佐藤東弥さんが制作に参加してから
なぜか恋愛要素が加わっていったみたいなんですよ。
で、そもそも男の子向けの作品、しかもこれだけダークな作品に
恋愛要素って誰も望んでないわけですよ。
にもかかわらずそういう展開が無駄に入ってきてる。
おそらく女性の観客に受け入れられるように、ってことなんでしょうが、
この脚本の渡辺さんの考えるガッチャマンの世界観と
佐藤監督の描きたいガッチャマンの世界観がバラバラで、
しかもどっちかに統一されることもなく混在する結果になってるんですよ。
だからシリアスな展開にもファミリー向けの展開にもならず、
互いが互いの話の腰を折り合ってるという
なんとも情けない話になってました。
2時間にわたる「ツッコミ祭り」
さて、制作者たちで作品の方向性が統一されてないから
物語はとにかくツッコみどころが満載。
もう途中からツッコミのに疲れるくらいめっちゃくちゃ。
例えば主人公のガッチャマンたちが
初めて実戦に配備される戦闘シーン。
東京の中野駅の前に降り立ったキャタローラーという兵器が
回転しながら新宿を目指してるんですが、
新宿の大ガードを壊したかと思えばいつの間にか右折して
一本隣りの新宿通りを通ってたりするんですね。
で、キャタローラーを追うガッチャマンたちが
新宿駅周辺のビルの間を飛んでいくんですが、
都庁前で戦っていた彼らは新宿駅の西口を飛び越さず、
遠回りして南口の高島屋のところを抜けてくる。
その後、なぜかキャタローラーには時限装置が組み込まれていて、
それを紅一点のメンバー、ジュンが解除しに入るんですが、
時限装置のカウンターは何語で書いてあるのかわからないのに、
時限装置そのものの表面には「CAUTION(警告)」って
なぜか英語で書いてあるんですよ。
しかもジュンは時限装置の解除に間に合わないと知ると
いきなり持ってる武器で物理攻撃をして壊すという、
時限装置を止めるのに一番やっちゃいけない方法をやるし、
それ以前に「だったら最初からそうしろ!」って話なんですよ。
ここまでで大体開始20分ぐらいですから。
とにかく頭の悪さが際立ってる作品でした。
本作の失敗の一番の原因は監督の佐藤さんですかね。
パンフの彼のコメントを読むとホントに怒りが込み上げてくるくらい
この人の勘違いっぷりがはなはだしい。
おそらくこの人はテレビドラマを作ってきた人だからか、
TVアニメというものを下に見ているし、
おそらくヒーローものにも興味がない。
作品に対する愛がないなら引き受けるな!って感じですよ。
でも、もっと悪いのは安易にこの企画を立てた制作者たちですけどね。
ここまでテレビ局の事情で作られ、しかもその魂胆がバレバレだと、
呆れるを通り越して笑えてきますよ。
ドタバタコメディだと思ってみれば、もしかしたら楽しめるかもしれないですよ。
PS
実はこれを観たあと、映画好きの人たちとオフ会をしたんですが、
この作品に対する怒りを吐き出すのに2時間半かけてしまいました。
むしろそっちの方が面白かったですけどねw
[2013年8月30日 ユナイテッドシネマとしまえん 2番スクリーン]