どうも、はちごろうです。

あの日、いつものように朝から仕事をしていた。
その瞬間、ちょうど仕事が終わり、片づけをして、
あとは閉店時間まで店番を・・・と思っていたところだった。
1階の仕事場は地震が起きてもあまり揺れないのだが、
あの日は揺れは別格だった。強く、そして長い揺れ。
どこかにつかまっていないと立ttえいられないほどで、
明らかにいままでで経験したことのない揺れだった。
仕事場のラジオではちょうど「小島慶子 キラ☆キラ」の番組内コーナー、
いわゆる箱番組のエンディングが流れていた。
提供クレジットが終わった直後、すぐにスタジオ内の音声に切り替わった。
パーソナリティーの小島さんとスタッフの緊迫したやりとりのあと、
「落ち着いてください。落ち着いてください」という小島さんの声。
そこからラジオは番組のパーソナリティは交代しつつも、
CMはもちろん、時報すらも流されず、
ずっとあの揺れと、その規模を伝え続け始めた。
とりあえず店は閉店時間の8時まで開けておいたが、
客が訪れることなんか期待するまでもなかった。
とりあえず火を使うことを避けるため、夕飯はカップラーメンだった。
店を閉めてからはmixiやツイッターで情報を追った。
「どこそこの電車が止まっている」「この路線は何時には運転再開の予定」
「このキーワードで検索すると休憩場所が見つかる」など。
結局、11時ぐらいまで起きていたがその日はそのままベッドに入った。
だが着替えることはせず、洋服のまま布団をかぶった。
夜半頃だったか、ラジオのスピーカーからやっと音楽が流されたらしい。
確か曲はビートルズの「Mr.moonright」。
思えばあの日は気味が悪いほどの満月だった。


今日は、何か特別なことをするつもりもなく、いつもの日曜日を過ごした。
8時頃起き、軽い朝食を取った。それから部屋で少しだらだらしたあと、
いつものように新宿まで映画を観に行った。
MDプレーヤーからは録音しておいた昨日深夜の「エレ片のコント太郎」。
だが時報前に必ず流れるセブン&IのCMは流れず、
今日は一日あのCMは流れないんだろうなぁ・・・と理解する。
1本目を観た後、紀伊国屋書店裏にあるワンタンメンの店へ。
結構なボリュームもあり、まあまあの味。
その後、2本目を観る。動きの少ない映画で少し寝る。
10分ほどウトウトしたあと目が覚めて携帯電話を確認すると
「15:10」と表示。「14:46」は知らぬ間に過ぎて行った。
家に帰り、5時半に夕食。今日はキムチ鍋だった。
いつものように「笑点」「ちびまる子」「サザエさん」「もやサマ」を楽しみ、
風呂に入った後、こうして日記を書いている。


まだ、なのか。もう、なのか。やっと、なのか。
誰の上にも1年という時間は平等に流れる。
だがその中身は・・・・・。

みなさん、くれぐれもどうかご無事で。
これからの1年、くれぐれもどうかご無事で。
こんな言葉しか言えないけれど、くれぐれもどうかご無事で。