どうも、はちごろうです。
毎日暑いですねぇ、言いたくないけど。
こんな日は冷えたビールをグーッと一杯なんてのもいいですが、
飲み過ぎて二日酔いなんてことにはならないように。
さて、映画の話。
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を超える」
2009年、全米で驚異的なヒットを飛ばしたコメディ映画の続編。
今回は舞台をタイに移して再びあの男たちが派手に酔っぱらう。
親友の歯科医ステュがタイ人女性ローレンと結婚することになり、
大学時代の悪友フィル、ダグ、そしてダグの義弟アランは花嫁の故郷タイに向かった。
しかしステュには大きな不安があった。
彼らは数年前、ダグの結婚を祝したバチュラーパーティーで
ラスベガスの高級ホテルで派手に暴れてしまったのである。
ローレンの父親にあまり気にいられていないステュは
なんとしてでもこの結婚を成功させたかったのである。
結婚式2日前、タイに着いた4人とローレンの弟テディは、
ステュの結婚を祝うため男だけでささやかなパーティを開いた。
夜の浜辺でビールを一人一本だけ。
・・・・・翌朝、フィルは小汚いホテルの一室で目を覚ました。
再び完全に二日酔いの状態でそこがどこだかわからない。
気がつくと、アランの髪の毛はすっかり刈られて丸坊主に。
ステュの顔にはマイク・タイソンのようなタトゥーが入れられていた。
驚く3人の頭上から突然落ちてくるベストを着たサル。
またしてもダグの姿が見えないことに気がついたフィルは
ダグの携帯に電話するが彼はすでにホテルに戻っていた。
だがテディがまだ戻ってきていないという。
またしても前の晩の記憶をなくした3人は、
テディを探すためバンコクの街をさまよう羽目になるのだが・・・。
アメリカ発のジャンル映画、「ブロマンス」
1作目の「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」は
世界的な知名度がほぼ皆無のスタッフとキャストだけで作られたにもかかわらず、
緻密な脚本とお下劣なギャグ満載で全米では興収3億ドルに迫る大ヒット、
日本を除いた世界的にも予想外の大ヒットとなった。
ここ最近、アメリカでは「ブロマンス」と呼ばれるジャンルの映画が
ちょっとしたブームになっている。
「ブロマンス」=「ブラザー」+「ロマンス」という造語なんだけど、
早い話が、主人公が男で、男同士の友情をコメディタッチで描いた作品。
それを若い男の観客が友達同士で観に行くわけです。
その草分けとなったのが「40歳の童貞男」というコメディ作品で、
それ以降、全米では続々とブロマンスのヒット作が作られているんだけど、
日本では残念ながら公開すら決定しない状態がいまも続いている。
これは日本人に「笑うために映画館に行く」という習慣が無かったり、
そもそも「男同士で遊ぶ」ときに「映画を観る」という選択肢がなかったり、
TVにお笑い番組が多すぎたりといろいろ理由はあるんだけど、
「日本でコメディはヒットしないから公開するだけ無駄」という認識が
海外の映画会社にも残念ながら浸透してしまったことも一因だろう。
「ハングオーバー!」というジャンル映画
さて、前作はバチュラーパーティでの乱痴気騒ぎの顛末を、
記憶のない状態からさかのぼっていくという斬新な作りが受けた。
(考えてみれば最近の日本は草食系男子が大流行で、
二日酔いをするほど飲まないってのもあるから
登場人物の行動に「あるある!」って言えないのもあるか)
で、その大ヒットを受けての続編ということなんだけど、
これがビックリするくらい前作と展開が一緒なのである。
まるで「水戸黄門」のようにパターン化されている。
人気作品の続編なんだから展開が似てくるのは当然と言えばそうなんだけど、
ここまで前作の展開を踏襲するのは珍しい。
もちろん作品の舞台と出てくるエピソードは違うんだけれども、
例えば主人公たちが記憶をなくした本当の原因とその真犯人とか、
いなくなったテディの行方を思いつく人物とその思いだし方とか、
とにかくもうこれは「ハングオーバー」という
一つのジャンルが出来たかと思うくらい一緒なのである。
いってみれば、この作品全体が日本のお笑いのテクニックのひとつである、
同じことを繰り返すことで笑いを生みだす「てんどん」なのである。
だから、この作品は単体として楽しめることは確かなんだけど、
是非1作目を観てから観に行くことをお勧めします。
チ○コの持つ破壊力
さて、この作品、過激な下ネタが満載のため
日本ではR15+指定という年齢制限が設けられているんだけど、
日本で唯一、六本木ヒルズではさらに年齢制限のきつい
R18+指定の無修正バージョンで公開されている。
まぁ、どこが違うかというとあるものが無修正で映ってる。
あるものとは男性の局部、早い話が「チ○コ」である。
で、物語的にはボカシがあってもなくても話は通じるんだけど、
やはりボカシなしでチ○コそのものが映ってる映像は衝撃的だし、
そのチ○コが見えてることでもって、
そのチ○コが主人公の一人にもたらした災難が
余計パンチの利いたエピソードとして成立しているように思う。
だから立地的な条件が許すなら是非六本木で観てほしいです。
「笑える」か、それとも「引く」か
ただ、問題点が無くはない。
やはり前作からパワーアップさせるために各エピソード、
主人公に降りかかる災難がより過激になっているんだけど、
そのうちのいくつかは明らかに笑えないものもあった。
例えば前作同様、フィルが病院のお世話になるんだけどその理由とか、
テディに降りかかる災難も「酔ってたから」では済まされないレベルだし。
アランの変人ぶりがちょっと度を越し過ぎているところもまずかった。
だが、各エピソードが前作に比べると不謹慎すぎて笑えないとしても、
それは個人個人の笑いの尺度の問題として処理できるような気もする。
まぁ、総合的に見れば「野郎向け」のコメディとして十分楽しめる作品です。
だから是非、男友達を誘って、男同士で六本木ヒルズで観てください。
出来ればちょっと酔ってた方が楽しめるかも。
ただしくれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね!
毎日暑いですねぇ、言いたくないけど。
こんな日は冷えたビールをグーッと一杯なんてのもいいですが、
飲み過ぎて二日酔いなんてことにはならないように。
さて、映画の話。
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を超える」
2009年、全米で驚異的なヒットを飛ばしたコメディ映画の続編。
今回は舞台をタイに移して再びあの男たちが派手に酔っぱらう。
親友の歯科医ステュがタイ人女性ローレンと結婚することになり、
大学時代の悪友フィル、ダグ、そしてダグの義弟アランは花嫁の故郷タイに向かった。
しかしステュには大きな不安があった。
彼らは数年前、ダグの結婚を祝したバチュラーパーティーで
ラスベガスの高級ホテルで派手に暴れてしまったのである。
ローレンの父親にあまり気にいられていないステュは
なんとしてでもこの結婚を成功させたかったのである。
結婚式2日前、タイに着いた4人とローレンの弟テディは、
ステュの結婚を祝うため男だけでささやかなパーティを開いた。
夜の浜辺でビールを一人一本だけ。
・・・・・翌朝、フィルは小汚いホテルの一室で目を覚ました。
再び完全に二日酔いの状態でそこがどこだかわからない。
気がつくと、アランの髪の毛はすっかり刈られて丸坊主に。
ステュの顔にはマイク・タイソンのようなタトゥーが入れられていた。
驚く3人の頭上から突然落ちてくるベストを着たサル。
またしてもダグの姿が見えないことに気がついたフィルは
ダグの携帯に電話するが彼はすでにホテルに戻っていた。
だがテディがまだ戻ってきていないという。
またしても前の晩の記憶をなくした3人は、
テディを探すためバンコクの街をさまよう羽目になるのだが・・・。
アメリカ発のジャンル映画、「ブロマンス」
1作目の「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」は
世界的な知名度がほぼ皆無のスタッフとキャストだけで作られたにもかかわらず、
緻密な脚本とお下劣なギャグ満載で全米では興収3億ドルに迫る大ヒット、
日本を除いた世界的にも予想外の大ヒットとなった。
ここ最近、アメリカでは「ブロマンス」と呼ばれるジャンルの映画が
ちょっとしたブームになっている。
「ブロマンス」=「ブラザー」+「ロマンス」という造語なんだけど、
早い話が、主人公が男で、男同士の友情をコメディタッチで描いた作品。
それを若い男の観客が友達同士で観に行くわけです。
その草分けとなったのが「40歳の童貞男」というコメディ作品で、
それ以降、全米では続々とブロマンスのヒット作が作られているんだけど、
日本では残念ながら公開すら決定しない状態がいまも続いている。
これは日本人に「笑うために映画館に行く」という習慣が無かったり、
そもそも「男同士で遊ぶ」ときに「映画を観る」という選択肢がなかったり、
TVにお笑い番組が多すぎたりといろいろ理由はあるんだけど、
「日本でコメディはヒットしないから公開するだけ無駄」という認識が
海外の映画会社にも残念ながら浸透してしまったことも一因だろう。
「ハングオーバー!」というジャンル映画
さて、前作はバチュラーパーティでの乱痴気騒ぎの顛末を、
記憶のない状態からさかのぼっていくという斬新な作りが受けた。
(考えてみれば最近の日本は草食系男子が大流行で、
二日酔いをするほど飲まないってのもあるから
登場人物の行動に「あるある!」って言えないのもあるか)
で、その大ヒットを受けての続編ということなんだけど、
これがビックリするくらい前作と展開が一緒なのである。
まるで「水戸黄門」のようにパターン化されている。
人気作品の続編なんだから展開が似てくるのは当然と言えばそうなんだけど、
ここまで前作の展開を踏襲するのは珍しい。
もちろん作品の舞台と出てくるエピソードは違うんだけれども、
例えば主人公たちが記憶をなくした本当の原因とその真犯人とか、
いなくなったテディの行方を思いつく人物とその思いだし方とか、
とにかくもうこれは「ハングオーバー」という
一つのジャンルが出来たかと思うくらい一緒なのである。
いってみれば、この作品全体が日本のお笑いのテクニックのひとつである、
同じことを繰り返すことで笑いを生みだす「てんどん」なのである。
だから、この作品は単体として楽しめることは確かなんだけど、
是非1作目を観てから観に行くことをお勧めします。
チ○コの持つ破壊力
さて、この作品、過激な下ネタが満載のため
日本ではR15+指定という年齢制限が設けられているんだけど、
日本で唯一、六本木ヒルズではさらに年齢制限のきつい
R18+指定の無修正バージョンで公開されている。
まぁ、どこが違うかというとあるものが無修正で映ってる。
あるものとは男性の局部、早い話が「チ○コ」である。
で、物語的にはボカシがあってもなくても話は通じるんだけど、
やはりボカシなしでチ○コそのものが映ってる映像は衝撃的だし、
そのチ○コが見えてることでもって、
そのチ○コが主人公の一人にもたらした災難が
余計パンチの利いたエピソードとして成立しているように思う。
だから立地的な条件が許すなら是非六本木で観てほしいです。
「笑える」か、それとも「引く」か
ただ、問題点が無くはない。
やはり前作からパワーアップさせるために各エピソード、
主人公に降りかかる災難がより過激になっているんだけど、
そのうちのいくつかは明らかに笑えないものもあった。
例えば前作同様、フィルが病院のお世話になるんだけどその理由とか、
テディに降りかかる災難も「酔ってたから」では済まされないレベルだし。
アランの変人ぶりがちょっと度を越し過ぎているところもまずかった。
だが、各エピソードが前作に比べると不謹慎すぎて笑えないとしても、
それは個人個人の笑いの尺度の問題として処理できるような気もする。
まぁ、総合的に見れば「野郎向け」のコメディとして十分楽しめる作品です。
だから是非、男友達を誘って、男同士で六本木ヒルズで観てください。
出来ればちょっと酔ってた方が楽しめるかも。
ただしくれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね!