どうも、はちごろうです。

先日、家族で食事中、TVからカップヌードルのCMが。
「バガボンド」で有名な漫画家・井上雄彦が
大きなキャンバスに武蔵の画を筆だけで描くというもの。
それを見ていた母はいたく感心し「これは誰?」と訊いてきた。
「これは漫画家の井上雄彦って人で、
 ジャンプで『スラムダンク』をヒットさせて・・・」と
いろいろ説明していたときにふと考えた。

僕は学生時代、結構漫画を読んでいたつもりであるが、
この「スラムダンク」を一度も読んだことがない。
バスケ漫画で、桜木花道とやらが活躍して、
太ったカーネルサンダースみたいな顧問がいて・・・と、
このくらいしか実は知らないのだ。
連載されていたのは僕が中学の頃だったはずなのに
この知識の量はあまりにも少なすぎる。

これは一体どういうことかというと、
僕が子供の頃、週刊少年ジャンプにハマらなかったからである。
一般的に、男の子の漫画遍歴というと
まずは小学館のコロコロコミック。もしくはボンボン。
そこから小学校3,4年ごろになるとジャンプに宗旨替えして、
その後中学生・高校生になるとヤンジャンやヤンマガ、
スピリッツなどの青年誌に移行しつつも、
基本ジャンプは読み続けるといった連中が多い。

ところが僕は確かにコロコロコミックを読んではいたが、
TVアニメの「うる星やつら」や「タッチ」にハマったために
ジャンプを読まずに少年サンデーに行ってしまい、
そのまま「めぞん一刻」を連載していたスピリッツを読み出し、
結局ついに一度もジャンプを買う習慣がつかなかったのである。
だから第2次ベビーブーム世代の男子には必須科目だった
「キャプテン翼」も「北斗の拳」もほとんどわからず、
「ドラゴンボール」すらもよく覚えていないといった有様なのである。

ま、ここまで書いてきてわかったことは、
結局僕はコロコロ → サンデー → スピリッツと、
小学館の漫画雑誌をずっと読み続けてきた
筋金入りの小学館原理主義者ってことなんだと思う。
実際いまコンビニで立ち読みする唯一の漫画は
西原理恵子の「人生画力対決」。
やっぱり小学館のスペリオールなのである。