今日、ちょっと時間を作って国会中継を覗いてみた。
10分ほど見て、見るのをやめた。やったやらない、言った言わない、なんの結果も無く、なんの建設的な提言もなく、、。
興行的にはそこそこ成功なのかも知れない、でもこの有事の時にただ不信任案を有利にもって行こう、今が現政権を攻めるチャンスとばかりにlパフォーマンスしてるとしか思えない。

たしかに管総理も悪い所を上げるとキリがない。
管総理が政界に入って師と仰いだ人は、確かに思想的にも政策的にも頑固だったし攻めを貫いた人だった。
しかし、ちゃんと人の言葉を意見を聞く耳は持っていた。
わからない所、知らない所は人に聞く言葉を知っていた。
彼はそれを見て政界の足場を築いてきたはず。それなのにこの体たらく。
市川房枝氏が見ていたら、彼に何と言うだろう?
この震災は内閣や官僚だけで始末できるものではない。
頭を下げる事、聞く事、間違いを正す事は決して恥ではない。
今からでも遅くはないのだから、622人の仲間と一緒に震災復興にあたって欲しい。

自民党他の野党でも同じだ。
この震災を政争の具にしてはいけない!
被災地と被災された方々、原発難民(こう呼ばしていただく事をお許しください)を踏み台にして、
現政権を転覆させようとか、権力を我が手に取り戻そうとかしてはならない!

何を勝手な事を言うなって言われるかも知れない。理想ばかり言うなと言われるかも知れない。
背中に何も背負ってないお前に何がわかる?と言われるかも知れない。
しかし、我が子が溺れているのに助けない親がいるだろうか?
背中に大事な物が入っているリュックを背負っているから助けに行けないという親がいるだろうか?
大事な仲間がいるからって、ただ岸から見てどうしようかと相談しているだけの親がいるだろうか?
背負っているものが国だか、党だか、政治思想だか政治理念だか、そんなもん知らない。
普通の親なら我が子が溺れているなら、そんなもん捨てて川の中に飛び込む。
仲間がそばに居れば、その一人一人が棒を持って来たり、救急車を呼んだり、ロープを持っていればロープを浮き輪を持っていれば浮き輪をそれぞれが助けに行く。

本州の4分の1が被害にあった震災、それも地震だけならまだしも巨大な津波、それに加えてこの原発事故。
2万数千人の死者行方不明者を出し、10万人以上の被災者を出したのに、この国は国会議員は何故一つになって団結して被災者を救おうとしないのだろう?
被災地出身の議員もいるはず、その議員達はこの巨大な災害を何とかしようと党派を超えて一緒にやっているのだろうか?
その人達でさえも、この震災を政争の具にしているのだろうか?

一体、何万人、何十万人、何百万人死ねばこの国の国会議員は一致団結してこの国を被災地を被災された方々を救い守り、一日でも早くいつもの生活に戻してあげようと知恵を出し合い、足りない所はカバーし合い、汗水流してやろうとする気になるのだろう?

今やらないでいつやる?
私はそう思う、そのためにこういう時のために我々の代表として国会にいるのじゃないのか?
議員一人一人が自分の力だけで国会議員になったわけじゃないだろう。
こういう時に政権を争うために議員にしているわけじゃないだろう。
首相も政府も意地だ見栄だは捨ててもらいたい。他の党も同じだ。
福島原発も工程表通りにはいかないだろう。
避難がもしかしたら何年と言う単位になるかも知れない。
そう言う時に今原発事故の責任を問うて何になる?それはそれで必要なことだけど、緊急を要する事案ではない。
何故なら収束しているわけではなく、今この今も進行形なのだから。
まず避難されている方々の今後を数年単位を見越して救済措置を取るべきだし、人間だけではない、今あそこに取り残されている犬や猫などのペット、牛や豚などの家畜を早急に救い出さないといけないのでは?

福島の避難区域に残されたペットは家畜は、飼い主が見放して放置したものではない。
今日のお昼のTBSの番組で道路に横たわって死んでいる牛や、取り残された家畜ペットなどを放送していた。
自分の家で飼っていた犬を一時預けるのに飼い主は犬に泣きながら謝っていた。
これを見ても(多分見ては居ないだろうし、録画もしていないだろうけれど)まだ政局が大事だろうか?
まだ権力闘争するのだろうか?
被災地の方も、それを見守っている我々も大半の国民はそんなことなど望んでいないはず。
首相を始め、この国の中枢に居る人達も、その周りにいる国会議員達も今一度考え直して欲しい。
国会議員一人一人が得意な分野を持っているはず。それぞれの分野で知恵を出し合い、汗を流し合ってこの難局を被災地を被災された方々を原発難民となってしまった方々を救って欲しい。
溺れている子を、我が身を投げ打って救う親になって欲しい。

多分、、、というか、、、絶対というか国会議員の先生達はこのブログなんて見ないだろうし話題にもならないだろう。
ただこういう考えを持つ方がいっぱい増えて議員を動かし国を動かせれば絶対に救う事ができる!
この国流のジャスミン革命をできないだろうか?広められないだろうか?
私の考えている事が全てではないしベストでもない。
くっつけたり、外したりしてより良いものにして議員を国を動かせれば、、、そう思います。
被災地のために苦しんでいる方々のために、一刻も早く!

















この時期に政局一色になりそうな政治。
内閣不信任案を出そうとする野党各党vsやることなすこと裏目に出る管内閣。
管内閣の頼りなさはもう何をか言わんやだけど。。
本当にこの時期にそんなことやってていいのか?
着の身着のままで避難された方々は、職場を無くされた方々は、被災中小企業は、明日の生活さえ見えないというのに、この時期に800億も出して総選挙ほんとうにやるつもりか?
この800億を津波被害で何もかも無くした中小企業の立ち直り資金に少しでも活用できないのか?
ここ静岡でもそうだけれど、生活に密着している職場は圧倒的に中小企業が多いはず。
そこを支援することで被災された方々の早期職場復帰の手助けになるはずである。
たった800億で、という方もいるかも知れない。たった800億、されど800億である。
生活に必要な物が全て揃っている人達から言わせると、たった800億。
何もかも置いて、ただ逃げ出さざると得なかった人達の800億とは価値がちがう。
選挙に出すくらいなら、そういう緊急を要さない予算は全て被災地支援のために使うべきだと思う。

福島原発の事故で自分の意思に関係なく生まれた故郷から離れなければならなくなった方達。
仕事の関係で子供だけはと、親子離ればなれで生活を余儀なくされている方達。
残された家畜、犬や猫などのペット。。。
仮に選挙をやって、今のこの現状を明日にでも180度変えられる自信があり、秘策を持っているなら選挙をしたらいい。
そういう政党があれば、我々なら明日は無理でも一ヶ月以内にやれる!そう宣言して欲しい。
それなら私もそこに一票入れる。被災地の方々のためなら役に立たないかも知れない一票だけれど必ず投票する。

ただ管内閣、民主党政権がこんな状況だから、国民のみなさん民主党政権を終わらせましょう!
ここは我が党の出番です。私達にやらせてみてください!だけなら私は選挙は反対だ。
結局政権政党は変わったけれど、なんら変わった事も無く、相変わらず被災地は仮設住宅しか希望を持てない、、、原発難民の方々は家はあるのに帰れない、親子離ればなれの状況はもうしばらく頑張ってください、早急に善処します、生活費は国が県が市町村が面倒みます。。。。。
今と変わらないままに、時が過ぎてゆくのであれば政権交代などいらない。

私の住んでいる静岡も数十年以内に巨大地震が来ると言われている。
だからなおさら他人事ではない。
もしその時に今のような政治状況だったら、私は政治を政党を憎むだろう。
肉親を失い、明日の職場を失い、生活を失い、家を失い、何とかしたくてもただ途方に暮れる日々。
その時に、めちゃくちゃに政権が政権政党が頼りなく策も無く無能であったとしてもだ、政党の党利党略で政党の都合で議員のエゴで政局を楽しんでもらいたくない。
それならそれで、トップの首をすげ替えるのはそれはしょうがない!
けれど支持者がどう言おうが大所高所に立って全ての政党が議員が結集して復興がなる間だけでいいのだから、時間を限ってでも真の国家国民のための志を見せて欲しい。

やりきれないから助けて下さいと違うと思う。
時の総理でもなんでもいいから、この国難の最中、私も党を離れるから一回皆さんも党を離れて被災地、明日の事も考えられず途方に暮れている方々のために一緒にやりましょう!って言う、言える度胸とリーダーシップのある人がいないものか、、、、、、、、、。
素人考えと言われようが、理想主義と言われようがかまわない。
国会議員はもう一度、あの地震が起きた時、津波が押し寄せた時、逃げ惑う人々、丘の上から母を呼び続ける少女、、、あの全ての映像を見て欲しい。考えて欲しい。
議員も国民も一人一人がもうすぐ3ヶ月になるこの時期に、どうしたら被災地を被災された方々を早期に元の普通の生活に戻してあげられるのかを考えて行動に移して欲しい。

ツイッターを通していろいろな方の考えを見て聞いて発言して、、、、
昔ならこういったアイテムも無くただ政府の言う事マスコミの言っている事を鵜呑みにしていた。
今はこうして福島の方々を始め震災にあわれた普通の方々の思っている事や、気持ちを言いたい事を知る事ができる。例え一部の方であっても。
これを無駄にする事は無いと思う。一人一人が議員に訴えかけ回りの方に訴えかけて草の根で政府を全ての議員を利害ばかりを追いかけてる人達を変えていければ良いなと思うのです。

これが日本流のジャスミン革命になったらいい。。。
日本人は暴力に訴えなくても人の気持ち考え言葉を理解出来る心を持っていると信じています。
震災から一ヶ月目、二ヶ月目、三ヶ月目、、、、、、節目のその時にもう一度あの震災直後の陛下のビデオレターをたくさんの方に見て欲しい。心からそう思います。末永く被災された方々を想うために。
天皇陛下から東北地方太平洋沖地震被災者へのビデオメッセージ
徳川さんの時代が終わり、慶喜さんと共に勝や家臣も大勢静岡へと移って来たわけですが、その時に江戸の新門親分に次郎長を紹介されてから、すっかり次郎長を気に入った勝海舟ですが。

ある日、勝が次郎長にこう聞きました。
「親分、やくざになるには何が一番大切だえ?」
次郎長が答えます。
「先生、やくざに限らずお侍でも町人でもやくざでも同じ事が言えます」
「馬鹿じゃできねぇ、利口じゃできねぇ、中途半端じゃなおいけねぇ」
「ほい、親分そのこころは?なんだえ?」

「先生、馬鹿は後先考えねぇから危なくてしょうがねぇ、利口は理屈ばっかこねてで動きゃしねぇ、中途半端は使えねぇ。一番なのは馬鹿も出来て利口も出来る。これがいちばんだ」
文盲に近かった次郎長ですが、勝は次郎長から学ぶ事も多かったみたいです。
ある日、勝が東京から久しぶりに清水の次郎長のところへ遊びに来ました。
その時に、次郎長が勝に言った事。
東京にいても勝は次郎長にいろいろと頼み事やら、様子伺いで手紙を書いていたのですが、、、
「先生、先生の字はへたでいけねぇ、文学がなってる奴にゃうまい字かも知んねぇが、あっしに言わせりゃ字がうまくねぇ人間にも読める字を書くのが、ほんとにうまい字ってもんでしょ」
勝は大笑いし頭をぴしゃぴしゃ叩きながら次郎長に謝ったそうです(笑)

そんなある日、清水の次郎長のもとに勝の危篤の知らせが来ます。
次郎長が勝の元へ着いた時には勝は既に亡くなっていました。
次郎長の頬を涙がとめどなく流れ落ちます。
そして次郎長が勝の顔をじっと見つめながら言います。
「先生、あっしより先に逝くなんざ粋な事をするじゃねぇか、、、、、、。」

晩年の次郎長は清水港の近くに末広という旅籠をやっていたのですが、道路のガラス片を見つけては「子供の足に刺さっちゃいけねぇ」といっては拾ったりしてたそうです。
店先で外を眺めてる次郎長に、おてふさんが「あんた何してんだい?」って聞いたら
次郎長の言った一言。
「今なら金があるってぇのに、だぁ~れも金を借りに来やしねぇ、誰かこねぇかなぁ」
切ったはったの晩年は、すっかり好々爺になってたみたいですねぇ。