普段仕事として整体をしているわけですが、整体は謎解きみたいだなあ~と思うことがよくあります。
お客さんのお体を拝見していると、同じような症状を訴えていたとしても、一人として同じ姿や形をした人はいません。
とはいえ、ある程度の共通点もあったりするので、似たアプローチをすることもあるのですが、やはりお体の反応や変化はさまざまです。
当り前のことではあるのですが、やっぱり不思議です。
なぜそういう姿形をしていて、そういう反応変化を起こすのか。
不思議なのはお客さんのお体だけではありません。
整体にはいろいろな理論や技術があるのですが、そもそもなぜ手(他にもいろいろな仕方)で体を刺激すると、体の姿形が変わったり、症状がやわらいだりするのか。
科学的、医学的にわかってきていることも多くあるのですが、そういうことを踏まえた上でも、やっぱり素朴に不思議だなあとよく思います。
整体は謎解きみたいだ。と書きましたが、なんの謎を解いているのかというと、整体という物差しを使って、“生命の仕組み”を紐解いているような気がするのです。
ちょっと風呂敷を広げすぎでしょうか?
もっとも、私の場合なにかの測定機器を使っているわけでもなく、感覚だよりなので、はなはだ主観的な謎解き、というかほとんど妄想なのですが(笑)
この謎解きは、例えるならば蟻が象や鯨を観察して研究するようなものかもしれないのですが、それでも興味深く、厭きるということがありません。
今日も空き時間に、物差しの精度を上げるべく自身の体でああでもないこうでもないと実験をしていたのですが、操法の手順と体の変化の関連について一つ気づきがありました。
実際のところ、気づきといっても徒花に終わるものが多いです。それでも少しずつ前進している手応えもあって、この楽しい謎解きはやめられません。