この作品は、1973~1978年週刊少年ジャンプの作品。
谷口くんを中心にした、墨谷高校が甲子園を目指す野球部のお話。
野球が大好きな少年で中学時代全国野球大会で優勝しているが、骨折が原因で指が曲がって
しまっている。
これが致命的で野球をすることをあきらめていたが回りの働きかけもあり野球部に入部。
はじめは指が曲がっているのでまともなボールが投げることができなかった。
しかし、そのことを補うために、守りのときに飛んできたボールを何が何でもとれるように足を鍛えて
守備範囲を広くしたり、野球部員も谷口くんの返球ボールをとれる練習をしたりしてきた。
また、対戦相手のデータを収集をすることでピッチャー、バッターを攻略して自分たちよりも強い
チームに互角または、勝つことができる野球をするところをみると、なんか親近感がわく。
この漫画の主人公の谷口くんや墨高野球部は恵まれた体格ではないけれど練習やデータ収集で、
いままでは草野球レベル、大会で1回戦を勝てればよしみたいな野球部だったが次々を強く部員が
多い高校相手に全力で向かっていくところは面白い。
スーパースターがいない、魔球がない、もちろん恋愛話も微塵もないけれど、次々読み進めるのがおもしろかった。
この漫画は今の漫画のコマ割りは個人まりとして枠からはみ出していない感じ。
時代背景、谷口くんが一年生のときの3年生部員の雰囲気が彼らよりも年上の私がみてもおじさんくさい感じ。
自分が小学生くらいのとき高校生をみると感じた大人感がある。
この部分もなんかおもしろく読むことができた。
★★★☆☆