国宝 飛青磁花生@大阪市立東洋陶磁美術館 | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

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2024年9月現在の国宝の総数1,143件。そのうち、美術工芸品912件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。



・国宝 油滴天目茶碗
・国宝 飛青磁花生

が展示されています。

前回は、国宝 油滴天目茶碗を紹介しましたので、今回は国宝 飛青磁花生をレポートします。




・国宝 飛青磁花生(とびせいじはないけ)

中国は元時代(14世紀)の作。

花を生ける器(うつわ)、花生けです。茶席にて、お花を生けて床に飾ります。

"青磁(せいじ)"なので磁器、青……というか、クリーミーな緑色の発色です。

↑右から見たところ。
"鉄斑(てっぱん)"と呼ばれる、錆色をした花びら状の茶色い模様が、特徴です。
↑左から見たところ。
その模様から"飛び青磁"と分類されますが、非常に珍しいようで、国宝ではこれ1件です。
スタイルも良く、安定感があります。
↑上から見たところ。
"鉄斑"は、全面で21個あるそうです。
アサガオのように開いた口にも、3つあります。散り具合が、バランスがとれていて、良いですね。

さて、ここでは展示方法についても見ておきましょう。
下から見上げると〜
自然光を取り入れている事が、わかります。


9/29(日)までの展示です。

レポートは以上です。
9月も半ばというのに、まだまだ暑い日が続きますね(^_^;)

最近は炎天下を歩くのは、なるべく避けています💦

国宝鑑賞のスピードも、若干失速ぎみです(^_^;)