へ、行ってきました(^_^)/
大阪からは、スーパーはくと
を利用。乗換なしの直通です。
振子式の気動車ってヤツに初めて乗りましたが、快適でした(^o^)
JR鳥取駅からは、地域コミュニティバスの"くる梨(くるり)"……いわゆる100円バスを利用します。(時刻表
です(^_^)
10分ほどでバス停「仁風閣・県立博物館」に到着。
展覧会は、2階の展示室を、3室使っての展示でした。
法相宗の鼻祖 玄奘三蔵、宗祖 慈恩大師、そして法相宗の大本山 薬師寺、この一連の繋がりがベースとなっていました。
"鼻祖(びそ)"って、初めて聞きました(^_^;)
中国では、神様が動物を作るとき、鼻から作り始めたという言い伝えがあり、物事を最初に始めた人を、"鼻祖"というそうです。
なので、法相宗では玄奘三蔵を"鼻祖"と呼ぶそうですよ。
「西遊記」は、三蔵法師が3人(3匹?)のお供とともに唐を出発、大冒険を経てインドにたどり着き、そこで、ありがたいお経etcを手に入れるというお話し。そのお経の中でも"大般若経"は、600巻もありました(*_*;
その600巻の"大般若経"のエッセンスを、わずか262文字にまとめたのが"般若心経"。私達がよく読む"般若心経"の大半は、この時、玄奘三蔵が訳したた"玄奘ver"だそうです。
その玄奘三蔵の弟子が、慈恩大師 窺基(きき)です。
前置きが長くなりましたね(^_^;)
・国宝 慈恩大師像
薬師寺所有の国宝。平安時代(11世紀)の作。
縦160×横130cmほどの大きな絵で、軸装されています。
元気な小学生みたいにハツラツとしています。
なんと、昭和44年に瞳を補筆しているそうです。(文化財は現状維持が基本じゃなかったのか?)
ここでは、手の組み方に注目。
キャイ〜ンのポーズです(^_^)
右手首に透明な数珠をつけています。手首、太っといなぁー
袈裟は淡い緑系の色合いですが、絵の具の剥落が激しいですね。
小さい童子の像も乗ってますね。陶器に見えるので、もしかして水滴かな?
その他、薬師寺の国宝 東塔の心柱に安置されていた"仏舎利容器"や、その東塔内に安置されていた"塑像(そぞう)"のいくつかが展示されていました。でも、元の形がわからないほどボロボロでした。
法隆寺の国宝 五重塔に安置されている、国宝 塑造塔本四面具とは比べ物になりません。(単独で美術工芸品として国宝指定されているだけのことはある……)
"投入堂"推しスゲーな……