へ行ってきました(^_^)/
閉館間近だったので、もう夜景ですね。
・国宝 興福寺鎮壇具
・国宝 線刻蔵王権現像
・国宝 金銅蓮華唐草文磬
・国宝 太刀 三条宗近(名物三日月宗近)
・国宝 太刀 長船景光(号小龍景光)
がありますが、いずれも過去にレポートしてるので、今回はパス(^_^;)
12/25までの展示です。
続いて、1階の漆工の部屋 に向かいます。
・国宝 古神宝類[熊野速玉大社/和歌山]から橘蒔絵手箱及び内容品(〜2022/2/20まで)
以前にもレポートしたことがありますね。
1390年南北朝時代に、足利義満(一休さんに出てくる将軍さま)らが、熊野速玉大社に奉納した手箱13合のうちの一つです。
13合は、奉納される社の神格に応じて3つにランク分けされた蒔絵手法が採られています。
沃懸地蒔絵銀螺鈿
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厚梨地蒔絵銀螺鈿
∨
梨地蒔絵銀螺鈿
展示の橘蒔絵手箱及び内容品は、3番目のランクです。
熊野速玉大社第六殿 聖宮(ひじりのみや)に奉納されたものになります。
金梨地に高蒔絵・研ぎ出し蒔絵・螺鈿細工が施された手箱は、"橘蒔絵"の名のとおり、手箱の全面に橘の木が蒔絵と螺鈿で表されています(^o^)
橘はミカン科の植物なので、実はミカンのよう。その実を螺鈿で美しく表現しています。角度によって、ピンクやパールに変化する橘の実は、私が見た熊野速玉大社の手箱の中では、一番綺麗だと思いました(^_^)
今回展示されていた内容品は、
銀髪掻き2本
銀耳掻き1本
銀鋏(はさみ)1本
銀毛抜1本
銀櫛払1箇
蒔絵櫛(くし)3枚
銀解き櫛1本
銀眉作り1本
銀歯黒筆2本
銀歯黒箱2合
白粉箱2合
菊花形皿3口
白磁皿1口
銀薫物(たきもの)箱2合
橘蒔絵鏡箱1合
白銅鏡1面
でした。
以前展示されていたときより、内容品の展示が大幅に増えていましたが、その一方で、中の"懸け子"2つの展示は省略されていました。
これで内容品はすべて見たことになります。(厳密に言えば、蒔絵櫛が全部で29枚あるので、これは一部しか見ていない)
白銅鏡は、二羽の鶴と亀という吉祥が肉彫りされ、それを納める鏡箱にも蒔絵が施されています。
白磁皿は、化粧に使われたであろう使用痕が見られたのは興味深いです。
なぜなら神宝は神様に奉納するものですから、使われることは無いはずなんですよね。
でも、私が見てきた化粧手箱の白磁皿は、結構使用痕があったんですよ。
儀式などで使用されることがあるのでしょうか?
来年2/20までの展示です。
以上で国宝の紹介は終了ですが、ミュージアムシアター
も初めて見てみました(^_^)
これって、映画みたいなもんかと、思ってたんですけど、人間が動かしてたんですね(^o^)
映画の様に上映されるVR映像を見ながら、ナレーターのお姉さんが解説と、画面操作をするというものでした。といってもインタラクティブなものじゃないので、お姉さんからの一方通行ですけどね(^_^;)
しかし、映像はキレイなものでした。
こちらは、月火が休みなので気をつけてください。
実はこの日は、サントリー美術館→日枝神社
→東博と3箇所訪問していました。
次回は、サントリー美術館のレポートをします(^_^)/~~