京都にあります、法界寺へ行ってきました(^_^)/
京阪電車 中書島駅から、京阪バスに乗り、日野薬師前停留所で下車。
すぐ目の前が、法界寺です。
浄土真宗の開祖、親鸞上人は日野有範の子として、ここ法界寺で生まれたと伝わっています。
以下は、住職の許可を得て撮影しました。
最近、阿弥陀堂ばかり訪問しているような気がする……
鎌倉時代の建築物で、阿弥陀如来を安置するためのお堂です。
宝形造で、檜皮葺の屋根を持ちます。
2階建っぽいですが、下の方の屋根は"裳階(もこし)"
ここからは、撮影禁止です。
堂内は広く、中央には須弥壇が設置されています。須弥壇の周囲には四天柱が立ち、須弥壇上は折上げの格天井になっています。
この四天柱と、それを結ぶ長押(なげし)の内外の壁には、たくさんの飛天や仏様が描かれています。これ、板壁じゃなくて土壁に描かれているのがとても珍しいそうです。
退色と剥落が激しいのが残念ですが、これらは重要文化財指定されています。
さて、須弥壇中央には、丈六の国宝 阿弥陀如来坐像がいらっしゃいます。
・国宝 木造阿弥陀如来坐像
11世紀、平安末期の作です。
この時代の特徴でもある、定朝様式の大きな阿弥陀坐像。
ふっくらとした丸いお顔は、平等院鳳凰堂の本家定朝のそれより優しいお顔です(^_^)
天蓋も付属しており本格的。
須弥壇をぐるっと一周できるようになっているので、細工の細かい光背を、裏から見ることができます。光背は透かし彫りで、そこにたくさんの飛天が配され、飛天の後ろ姿も見えますよ。手を抜くこと無く、作り込まれているのがわかります(^o^)
Googleストリートビュー がありました。
また、境内は常時開放されてはいません。自由拝観ではないので(お堂はお寺の方に開けてもらったり、閉めてもらったりする)、その辺のことを予め承知しておくと良いでしょう(^_^;)
ですが、国宝マニアとしては見ておくべき国宝ですね(^o^)