現在開催中の、特集展示「筑紫の神と仏」にて、以下の国宝が見られます(^_^)
・国宝 福岡県平原方形周溝墓出土品
・国宝 福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品
・国宝 伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品
・国宝 宮地嶽古墳出土品
・国宝 筑前国宮地嶽神社境内出土骨蔵器
からいずれも数点と、
の計6件です。
思っていたより快適でした。
なるべく安くてしかも快適に移動したいと考えてますので、色々手を尽くしているんですが、チョイチョイ失敗もします(>_<)
慎重さが足りないんでしょうね……
今回は、自宅最寄り駅から、
帰りは、
大宰府→博多まで電車で(¥440)
締めて、¥18,770なり~
のはずが、色々あって大宰府から博多までタクシーを使う羽目になり¥4,640の出費!(^_^;)
これだと、おトク感があまり無い……
現在、九博では 特集展示「筑紫の神と仏」が開催中。
冒頭にも書いたように、6件の国宝を見ることができます(^o^)
では、レポートしていきますねぇ~
・国宝 福岡県平原方形周溝墓出土品(ふくおかけんひらばるほうけいしゅうこうぼしゅつどひん)
文化庁所有の国宝です。
これが見られるとは想定していませんでした(^o^;)
出品目録に載ってなかったんですよね。
弥生時代のイトの国(現在の福岡県糸島地域)の王様のお墓から出土した銅鏡類です。
1ヶ所で40面と銅鏡では最大の出土数だそうです。
そのうち、方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)が2面と、大型の内行花文鏡(ないこうかもんきょう)が1面の計3面が展示されていました。
方格規矩四神鏡は、銅鏡なのにまるでガラスのようにピカピカ。さすがに2000年前のものなので新品には見えないけど、四神もアイコン化されて鋳出されています。うん、良くできてる。
内行花文鏡は、古墳から出土した銅鏡の中では最大の直径46.5cmです。
・国宝 福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品(ふくおかけんむなかたたいしゃおきつぐうさいしいせきしゅつどひん)
宗像大社所有の国宝です。一部が九博に寄託されていて、九博では時々入れ替えをしながら常設で展示されています。
今年1月に訪問した時から展示替えされていましたよ。
玄海灘に浮ぶ神の島"沖ノ島"からの出土品。
出土場所によって、1~23号遺跡と分けられていて、今回は4・5・7・8・17・19・23号遺跡のものが展示されていました。勾玉や須恵器、銅鏡、鉄刀など様々です。
・国宝 伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品(でんふくおかけんむなかたたいしゃおきつぐうさいしいせきしゅつどひん)
こちらも宗像大社所有の国宝。同じく一部が九博に寄託され、入れ替えながら常設で展示されています。
さっきの国宝 福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品と同じですが、出土箇所が不明のもの。
今回は、双頭龍文鏡と珠文鏡が展示されていました。
・国宝 宮地嶽古墳出土品(みやじだけこふんしゅつどひん)
宮地嶽神社所有の国宝です。東博と九博に寄託されていて、九博では金銅装頭椎大刀(こんどうそうかぶつちのたち)の柄頭(つかがしら)と、鎺(はばき)が常設展示されています。
・国宝 筑前国宮地嶽神社境内出土骨蔵器
こちらも想定外の展示で初めて見ました!
同じく宮地嶽神社所有の国宝です。
宮地嶽神社の所有する国宝は上記の2件ですから、今、九博に行くと2件とも見られるのでおトクですよ~
さて、この骨蔵器、ようは骨壷です。
宮地嶽神社のサイトで解説があります。瑠璃(ガラス)瓶は復元品です。破片を元に復元しているので、レプリカ(複製品)ではないです。
※同時期に東京国立博物館でオリジナルの"瑠璃(ガラス)瓶"が展示されていたので、九博のものはレプリカですね。なんで一緒に展示しないんだろう?(^_^;)?
ところで、宮地嶽神社。チョッと前にANAのCMで嵐が出演して話題になったところなんですよ(^_-)-☆
「光の道」ってヤツです。
普段は観世音寺にあるのですが、時々、今回のように、九博で展示されるみたいですね。
観世音寺は、仏僧の受戒を受け持つお寺でした。こちらの国宝 梵鐘は、天平18年(746年)に完成したそうで1300年ほと前のものだとか。
京都の妙心寺の同じく国宝の梵鐘と、兄弟鐘だそうです。装飾などに若干の違いはあるものの、同じ木型を使って型をとったようで各部のサイズは同じだとか。
高さ160.5cm 口径86.5cm 791kg
シンプルなデザインですが、龍頭(りゅうず)と呼ばれる鐘を吊り下げる部分が特徴的です(^o^)
2匹の龍が鐘に噛み付いているデザインで、とっても迫力があります\(^o^)/
まるで龍が鐘に吸い付いているようです!
これは是非、九博で見てください!
そして、この鐘の音が館内に1分毎に流れているんです♪
同時に展示されている「菅家後集(かんけこうしゅう)」には、菅原道真が「観世音寺の鐘の音を聞くだけで、心が満たされる」と漢詩を詠んでいます。
レプリカですが、国宝の観世音寺資材帳も展示されていて、「銅鐘壱口 高五尺四寸 口径三尺五寸」の記述部分も見せてくれています。資材帳とは財産目録のことです。
こんな調子でじっくり見てたら、予定時間をすっかりオーバー(^_^;)
更に運悪く、JRの一部路線で遅延が生じて、新幹線の時間に遅れそう((( ;゚Д゚)))
という訳で、冒頭のタクシー利用となった訳です。
自動券売機でしか買えないので、わかりにくいんですよね。
ちなみに支払いは、現金のみです。